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2018-09

1428910 試し投げ ①

speytest1.jpg

数日前に届いた新しい試作スペイロッド。 14' 2" #8/9/10
中々時間が取れずウズウズしておりましたが・・本日やっと投げに行く事が出来ました。

その結果をジーニアススペイアングラー様へ御報告です。



今回1回目の試作は2本作りました。 製作品番#1の1セットと#2の1セットです。
ティップ・2D・3Dまでは#1#2共に同じテーパーです。
テーパーは13' 9" SAERCHERの基本として作って貰いましたが最後の仕上げ方法をそれぞれに変えています。
それは、アンサンドフィニュッ(以後ASFと記す)とサンドフィニュッシュ(以後SFと記す)です。

この違いを簡単に説明すると、竿と言うのは、カーボンシートをマンドレル(鉄の芯)にロールケーキのようにクルクルと巻き付け、それが解けない様 特殊なセロテープで、クルクルとブランクに沿って巻き留めます。
そしてそのままオーブンへ入れて焼くわけです。
カーボンシートは熱を加えられた事により、一体化し、釣竿と変化します。
そして、最初に巻いた鉄芯を抜き取とり、次にカーボンシートを止めるために巻き付けていたセロテープを取るとブランクの出来上がりです。

セロテープを剥がすことでテープの跡が残ります。
そのテープの跡を残したまま商品にするのがアンサンドフィニッシュ・・アンサンド つまり磨かないと言う意味。
ブランクの表面が螺旋状にザラザラしているのがそれです。
一方、そのザラザラを研磨してツルツルにする製法がサンド・・ザラザラを磨くのでサンドフィニッシュと言うのです。

このテープの跡を取るのか取らないのかで、全く同じテーパーで製作しても出来上がりの強さが大きく変わります。
たったそれだけの事で、びっくりするくらいアクション(強さで)が違うのですから驚きです。

今回の2本は#1セットがASFで#2セットがSFで作って貰いました。
先に述べた様に、ティップ・2Dセクション・3Dセクションは同じテーパーにし、バットのみテーパーを変えました。
#1セットがスローであるが通常のテーパーのついたもので、#2セットは俗に言うストレートテーパーというものです。
ストレートテーパーといっても全く同じ太さ(正にストレート)という訳ではありません。
鉄芯はストレートでそれに巻くカーボンシートのパターンで僅かにテーパー化したものです。
その形状から非常に曲がりやすい性格上、十分な強度を持たすため、プライ数(カーボンシートの巻き回数)を増やし肉厚としています。

この2本をいつもの様に、いろいろな組み合わせで試投して、一番フィーリングの良い組み合わせを探します。
この段階で合格!と言うものは中々ありませんが、予選通過の組み合わせを叩き台とし、次なる試作を作って行くのです。
そのやり取りを何回繰り返して出来あがるかは、全くわかりません。
と言うのは、いじった所が良くなっても、それがために違うところに問題が出てくる可能性があるからです。
要はどの辺で妥協するか・・と言う事ですが、それが出来ない私は、以前リリースし、現在も定番商品として販売していますSIR-GREENのボツになった試作ブランクが山の様に工房の一部を占領しております。
今回もそのブランクの山に新たに数本のボツブランクが増える事は間違いないでしょう。。

と・・いろんな事を考えながらの本日漸く試投に行った来ました。
チョイスしたラインは、3M社のアトランティックサーモンSH9/10 38gとCND GPS9/10です。

今回の目的は伝統的スペイアクション。
まあ〜この伝統ってやつは、あくまでも私が思う伝統的アクションって事ですので、悪しからず。

バットまでスムーズな曲がりを感じながら、しかもティップの返りの速いもの。
大魚をいなすが如く、ロッド全体が綺麗な弧を描きその動きに追従するもの。
よく曲がる・・けど弱さを全く感じない・・そしていたって実践的・・・
こんなロッドが出来れば・・と思ってます。



さて、試投場においての事です。
投げる前は#2ストレートテーパーのバットの方が理想では?と思っていました。
しかし実際にラインを通してみると ん???なんか違う・・・思った程バットが仕事しないではないか!
そう、強度を持たすための厚巻ブランクは、厚さがあり過ぎる為か、突っ張り感が勝ってしまうのでした。
カーボンの巻き数を減らせば、突っ張り感は軽減されるが、弱いものとなり、折れ易い等のトラブルも出てくるだろう。
第1段階としてのこのバットは言うまでもなく”ボツ”でありました。。

次なるは#1セットで採用しているスローテーパーバットである。
投げてみてびっくり!これは気持ちいい・・
実際に曲がっているかどうか分からないが、グリップを持つ手に、程よく気持ちいい曲がり感が伝わってくる。
まるで、踏み込むほどに効き味が伝わってくる、高性能なブレーキを掛けている様なフィーリングが上手(うわて)に伝わってくるではないか!
明らかに#2バットとは格段に違った。間違いなく予選通過は#1バットである事は言うまでも無かった。

バットの違いを除けば、ASFかSFかの違いであるから合格バットに相性の良い組み合わせを探すだけ。
#1ティップ+#1セカンド+#2サード+#1バットと考えられる組み合わせを、片っ端からテストしてみた。
結論は、オール#1がラインの飛距離やループ形状、そして生理的フィーリングが一番良かった。
しかし、気持ちティップと2Dセクションを強くすると、そのモーメントが3Dセクションとバットセクションに掛かってくる。そうなるともっと理想のアクションになるだろうと直感した。
念の為、持参したセロテープをティップ先端約25cmに3重ほど巻いてみた所、明らかに良くなった。
ティップが強くなった分、2Dの弱いところが顔を出し始めたので、2Dにもティップ同様セロテープを巻いてみた。
私の得意なセロテープ大作戦である・・!
やはり狙いは的中。

これで次なる試作メニューが見えた!

早々デザイナーに連絡をとり、次なるメニューを説明。
現在改めて細かな指示書をメールで送って、出来上がりを待てば良い段階。
明日にでも指示書を作って送信しよう。



デザイナー曰く
「普通の人はそこまで細かなこと言ってこないよ」と良く言われます。
しかし、僕は言う・・誰になんと言われようが・・
思いの丈を形にするまでは。。

しかし、自分で作れないグラファイトは、作り手との意思の疎通が極めて難しい・・・  
それは、僕にとってはサクラマスを釣るより数十倍難しい・・かもしれない。。


次回にご期待










14Feet 2inch

spey.jpg

今年6月に秋田にてSIR-GREEN SPEY SEARCHERはローウォーターでの釣りに適している事が分かった。
この竿はローウォーターにおいて申し分無い性能を発揮してくれるので、これからその時期には手放せない1本となるのは間違い無いであろう。

ローウォーターロッドが完成すれば、当然次に欲しくなるのはハイウォーターロッドである。
SEARCHER(サーチャー)13' 9" より僅かに長い14'そこそこでサーチャーより1番手上のロッド・・
それが最も使いやすく気の利いたスペックと考えていた私は、それを形に致しました。

14' 2" #9/10

まだ試作段階ですが、タイプの異なるものを2本。
この2本を元にどこをどうするかを煮詰めて行こうと思っています。

さてさて・・気になるアクションは、一言で言えば伝統的スペイアクションで、スローながらティップの帰りの速いもの。
送られて来た2本のブランクは、なんか良さそうな感じです。。
ブランク状態ではまだその先が見えて来ませんが、試作第1弾としては中々の出来栄えでは。。
これは期待できそうです。

今後完成まで、定期的にその結果をご紹介させて頂きます。

先ずはジーニアススペイアングラーの皆様に御報告を・・・



ニューモデル

引越し後の新しい環境にもそろそろ慣れてきました。
と言っても、寝て起きてという生活の話。

肝心の仕事はと言うと、勿論再開はしているものの、180度環境が変わったこともあり、中々慣れるのにはもう少し時間が掛かりそうです。

そんな中、新しいリールシートのサンプルが出来上がって来ました。

pzudt.jpg

このシートは、デタッチドグリップのシングルハンド用に作った物です。

まだ、試作段階ですが、多分この形で決定しようと思ってます。。

pzudt2.jpg

細かなこと言うと、サンプルはマシニングという機械で削ってそのままの状態です。
つまり、磨きも何もしていない状態。

この構造のシートは弊社のPZ-Uと言うパーツがありますが、そちらはフィラーをポリッシュ加工(ピカピカ光っている)ですが、このサンプルは光ってません。
アルミインゴットから削り出し、正に刃物の削り跡が残っている状態です。
写真では分かりにくいと思いますが、これはこれで中々格好いい。。
だから、今度のパーツはこのまま、、つまり削り出し状態で行くか、PZ-Uの様にポリッシュにするか・・
はたまた、ブラックアルマイトでも施すか・・・

現在思案中です。。

何か参考になる意見があれば皆様お聞かせください。。。

住所が変わりました。

この度住所が変わりました。

新住所は下記の通りです。


〒632-0084

奈良県天理市嘉幡町310-15
TEL/FAX 0743-85-6884(電話は7月18日以降)

住所は変わりましたが、販売形態、商品構成は今まで同様です。
皆様よろしくお願い申し上げます。


http://www.genius-rod.com/001/infomation/info.html

締め切り延長

「Mater-PaPa 」締め切り延長

masteragaiin1.jpg
masteragein2.jpg


この度マスターパパ再販につき、多数ご注文頂き有難う御座います。
本来なら6月末に締め切りとなるところですが、材料に若干の余裕があります。
折角マスターパパの為に調達した材料なので有意義に使いたいと考え、締め切りを1ヶ月延長致します。
6月で終了したと諦めていた方、是非この機会に。。。。

対象商品
◾️Master-PaPa HandsomeBoy 7' 2" #4 ¥199,000(税込)
◾️Master-PaPa HandsomeBoy IO 6' 9" #4 ¥199,000(税込)
◾️Master-PaPa SpeedSter 7' 7" #4/5 ¥199,000(税込)


マスターパパの販売は終了致しました。
多数ご注文誠に有難うございました。

マスターパパ再販情報はこちらから↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.genius-rod.com/001/masterpapa/masterpapa.html


予約締め切り 7月31日(締切日以外でも材料がなくなり次第締め切り致します)
商品お渡しは、2018年9月以降となります。
お支払いは、現金払いの場合、予約金25000円以外は9月以降の納品時に必要となります。
佐川e-コレクト(クレジットカード決済)もご利用いただけます。
また、納期をもっと遅くして欲しい・・等のご相談も受けております。
お気軽にご相談ください。

13年振りの桜鱒。

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6月10日から3日間、秋田へ桜鱒釣りに行ってきた。
今年から師匠 池田浩悦氏が秋田で桜鱒のガイドサービスを始めたからである。

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Master-PaPa 今期のみの再販決定

「Mater-PaPa 」再販決定。

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masteragein2.jpg


2015年にモデルアウトをしたマスターパパ ハンサムボーイ、ハンサムボーイ イオ、そしてスピードスターの再販を決定致しました。
モデルアウトから3年、少数ではありますが、再販希望の声は聞こえ続けていました。
そんな時、高品質な竹が入手できた事で、マスターパパ本来のクオリティーを落とさずに制作できる・・・
そして何よりも、3年間作って欲しいと訴え続けた方々の熱意が、私の心を動かしました。

今回その声にお応えするべく、再販を決定いたしました。
それが第1の理由です。

今年、このロッド達のデザイナー池田浩悦氏、平岩豊嗣氏ご両人の師匠でもあった巨匠のショップが、創業50年の歴史に終止符を打たれました。50年に渡り伝え続けて来られたフライフィッシングの世界は、確実に池田氏、平岩氏のご両人に継承され、現在ハンサムボーイ、スピードスターユーザー達に伝承されています。
これからもこの素晴らしいフライフィッシングの世界を絶対に絶やしてはいけない。その為には、私達マスターパパユーザーが伝え続けていく義務があるとも考えています。

勿論それには、絶対的な道具が必要です。
真似事では無く、本物の道具が・・
Master-PaPa HandosmeBoy HandosomeBoy IO そしてSpeedSterが正にそれです。
伝えていくには少しでも多くの方に使って頂かないといけない。
これが再販を決意した第2の理由です。

その素晴らしいロッドを製作するには、その品質を落とす事が無い素材が必要です。
今期僅かながら入手できましたが、この先の保証は何処にもありません。
よって残念ながら確実に本物の道具が作れる今期のみの販売とさせていただきました。
材料がなくなり次第、販売終了とさせて頂きますので、ご了承ください。

まだこのロッドをお持ちでない方々は、どうかこの素晴らしいフライフィッシングの世界を伝えていく一員になってください。やればやる程その奥の深さを知り、極めないと見えない世界をこのロッドはきっと見せてくれるはずです。

対象商品
◾️Master-PaPa HandsomeBoy 7' 2" #4 ¥199,000(税込)
◾️Master-PaPa HandsomeBoy IO 6' 9" #4 ¥199,000(税込)
◾️Master-PaPa SpeedSter 7' 7" #4/5 ¥199,000(税込)

マスターパパの販売は終了致しました。
多数ご注文誠に有難うございました。

マスターパパ再販情報はこちらから↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.genius-rod.com/001/masterpapa/masterpapa.html


予約締め切り 6月30日(締切日以外でも材料がなくなり次第締め切ります)
商品お渡しは、2018年9月以降となります。
お支払いは、現金払いの場合、予約金25000円以外は9月以降の納品時に必要となります。
佐川e-コレクト(クレジットカード決済)もご利用いただけます。
また、納期をもっと遅くして欲しい・・等のご相談も受けております。
お気軽にご相談ください。


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Author:GENIUS ROD MAKER
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