2017-03

ぺゾンタイプ金具色々

PEZON TYPE REELSEAT
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遂に出来上がった!
ペゾンタイプリールシートのアップロッキングタイプ。

構造は以前紹介したダウンロッキングタイプと同じ。
ただ、ダウンのフィラー径(胴体部分)が19mmに対しアップロッキングは17.5mmと細くしました。

apzb2.jpg
写真左側の金具は実際にはグリップに隠れるところです。

これもリールフットを締め付けるリング金具とネジが一体構造のもの。
フィラーを細くした時に生じるリールフットへの噛み込み現象も見事に解決致しました。
リールの脱着が非常にスムーズに行えます。。

写真は試作品ですのでシルバー色となってますが、商品はトップ写真奥のダウンロックタイプと同色のステンアルマイトでの販売となります。

商品完成まであと少し・・

皆さんに興味を持って頂ければ嬉しいです。。




ファールドリーダーのテスト

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ファールドリーダーのテストに行ってきました。
タイプの異なる3本のリーダーをそれぞれテストいたしました。

結論から先に話をすると・・・・

第1弾としては、失敗でした。。


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7.5フィートのファールドリーダーに先ずは4Xティペットを約5フィートほど付けて全長12.5フィートとし、そこへ#14のワイルドキャナリーを結んでスタードです。

三者三様それぞれに個性はありましたが、共通してターン能力が凄まじかった。。
1.5mものティペットを付けているのに#14のフライだとターンし過ぎてしまう。
その後、3Xティペットに#10ジャシッドまで色々使ってみましたが、結果はそう大差ありませんでした。

実践において、僕の理想のターンは、ゆっくりと目で追えるくらいのスロースピードでループを作り、ロッドティップを止めた状態で待っていると、フライはゆらゆらと惰力でターンする。。
これが僕の基本ターンオーバー状態です。
あくまでも惰力でターンする・・がとても大事で、これがあるからロッドを振るスピードや力加減で、しっかりとターンさせたり、逆にさせなかったりのコントロールが調整できるのです。


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テスト第1弾としてのファールドリーダーは、そのターン性能は極めて強く、リーダーコントロールやティペットコントロールがちょっとしたコツが必要でした。
この辺りは、リーダーそのもののテーパーを変えたり、織り込む糸の本数を加減したりと改善方法はあるらしいのですが、ファールドリーダーはその柔らかさから、比較的短いシステムでもナイロンと同じような釣りが出来るのではないかと期待してましたが、今回のリーダーの場合に関してはそれでは無かった。

実践での欠点はありましたが、利点もあったのは事実です。
取り敢えずテーパー変更やその他考えられる方法で再チャレンジしてみる事とします。
上手く行けばジーニアスリーダーとして・・と考えていますが、さてどうなることやら。。。



ファールドリーダー

Fouled Leader
afl.jpg

ファールドリーダーってご存知ですか?
細い糸を何層にも編んだリーダーのことなんですが、意外に知名度が低い様で僕も実際に知りませんでした。

どちらかと言えば構造はシルクリーダーに近いものだと思いますが、相手がシルクに対してこれはナイロンです。
長所と言えば、非常に柔らかく柔軟性に富んでいると言うことと、ターンオーバー性が非常に良いと言うことらしい。。

らしいと言うのは、実際にまだ使ってませんので、らしい。。と言う表現になってしまいます。

実はこの写真のリーダーは市販品ではなく、特別に作って頂きました。
まず、全長を7,5フィートと定め、異なったバット長を3タイプ。
これらを今季のフィールドでテストしようと思っています。

このリーダーに興味を持った最大の理由は、柔らかいと言うこと。
柔らかい故に複雑な流れに同調し易いと言う点ですが、その上ターン性能がいいと言うことですので、僕達が推奨するハックル一杯の大きなドライフライも単純に考えて使い易いのではないか・・と思ったからです。

まだ実際にフィールドで使っていませんので、近々テストしてこようと思ってます。
その結果はまた報告させて頂きますが、ちょっと期待のリーダーを見つけてしまいましたが、果たして結果は如何に。。。

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Wild Canary

Wild Canary
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ワイルドキャナリーを巻いてみた。
サイズは一番上から左回りに#12 #14 #16
どのサイズもフックはサワダDU3 リマリックスピナーだ。。

ワイルドキャナリーは、僕の大好きなフライの代表格で、もう一つはスペントバジャー。
これらのスピナーパターンは、何とも言えない魅力を感じる。
大好きの理由は単純、良く浮き、良く見え、良く釣れる、そして何より格好いい! 
正にドライフライの鏡の様な存在だ!

僕がフライを巻くとき、常に心掛けていることは、出来る限りパターンに忠実に巻く事です。
それはそのパターンが生まれた理由とか、どうしてそのマテリアルを指定したのかという作者の意図が必ず有るからです。
100年以上も続くフライフィッシングの歴史から見れば、フライ歴僅か40年の僕が、ちょっとやっただけで分かったことを言い、指定されているパターンを自分勝手に変えることなんておこがましくて出来ません。。

だから出来るだけ忠実に巻きたいのです。。

スピナーは通常アップアイフックに巻かれます。
このフックは、使い方を間違えるとひっくり返ったり、逆立ちしたりとちょっと厄介なフックです。 
だからと言って容易に形を変えたりはいたしません。
何故なら・・それらを使って何の苦もなく釣りをされている諸先輩方が沢山居られるからです。
世界中のフライマンがアップアイを使ったとき、ひっくり返ったり逆立ちしたりが当たり前であれば兎も角、いつ投げても何回投げても躍動感あふれる流れ方で沢山の渓魚を釣っている人達が実際にいます。
つまり厄介な部分は形のせいでは無く、自分のせいであると言う事です。
ならば、諸先輩方の様に釣れる様勉強すれば良いだけと思っております。

安定した状態で浮かぶプロポーション。

ひっくり返らないプレゼンテーション。。

フッキング率を高める流し方。。。

たった1個のフライが、自分自身のスキルを高めてくれるなんて、他にこんなパターン見当たりません。。
このフライを使うだけでフライフィッシングの奥深さを感じるのです。
何でもかんでも、合理的だと言う理由で簡素化するのでは無く、じっくりと歴史と向き合って見れば、もっともっとフライフィッシングの楽しさや、本質が見えて来る様な気がするのは僕だけでしょうか。。

キャスティングの師匠である岡崎市の平岩豊嗣氏は私にこんな金言を教えてくれました。

「名人と子供は太い糸を使う」 これ、、深いですよね!

今は諸先輩方を見て習い、何の邪念も持たず日々過ごす子供であっても、いずれは名人になりたいと願っています。
そうなれば、自分オリジナルって堂々と言えるコンセプトが一つくらいあってもいいかも!
でも生きているうちに、どうも来そうじゃないな。。この調子で行けば。。。

ワイルドキャナリーはフライフィッシングって何か! そんな熱い想いにさせてくれる貴重なパターンですね!

少なくとも僕にとっては・・・


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フィッティング Part2

Reel Seat Fitting Part2
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リールシートフィッティングの話をもう一つ。。。

通称カップ&リングと言われる金具を持ったリールシートの紹介です。
金具形状はメーカーにより多種多様の物が存在します。
フィラー(リールシートの胴体)もコルク製からウッド、竹、象牙や鹿角、そしてベイクライドと言われる樹脂系の物まで本当に様々です。
アメリカのロッドや日本のビルダーさん達が好んで使っているのがウッド製のフィーラーです。
ウッドも銘木と言われる大変木目の美しい物を採用する事で、ロッド自体に高級感が出ますので、バンブーロッドには良くマッチしたデザインであることはご存知だと思います。

弊社の特徴としてまずフィラーはコルク製を採用しています。
これは色々なリールの汎用性が一番高い事が一番の理由です。
次に、金具ですが近年は丸いカップ部分にリールフットを入れるところが出っ張るている形状の物を採用しています。

ご存知ジーニアスロッドはペゾンを常に追い掛けて今まで来ました。
勿論その姿勢は今後も変わりないのですが、そのせいもあって、どうしてもコスメもそれに近い物になってしまいます。
まあ、こんなことは今更言う事でも無いですが・・!


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カップ&リングの場合、その止め方もネジで締め付けるって事がないため、リングをリールフットに強く押しつける要領でセットいたします。
その時にフィラーが硬い素材で作られていると、相当強く押し付けて止めておかないと、使用中に緩んでくると言う不具合が出てくる可能性もあるのです。
しかしコルクの場合、リングを押し付けた時、コルクの柔軟性が実に良い具合にフィットしてくれます。
使用中にリールが落ちるのでは・・と言う心配も無く、釣りに集中出来るので、実に有難いですよね!

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そしてこの構造は先にご紹介した5番以上のタックルにオススメシートでも、ちょっとフィッティングが心配!と言うフットの大きいリールでも、何の苦も無く受け入れてくれます。

今回のリールは、HARDY ABEL DAIWA LOOPとフットの太い形状の物を選びました。
この中ではABELが比較的一般的な肉厚で、HARDYは先のマーキス(前回の投稿)に比べてちょっとだけ太く、DAIWAとLOOPはどちらかと言えば極太です。

aaf4.jpg

左がLOOP 右がABEL
LOOPの方が、アール(カーブ)もキツく、肉厚も太いがのが分かります。

aaf6.jpg

横から見ると一目瞭然。。

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続いて、左がHARDY(ゴールデンプリンス) 右がDAIWA(ファントム)です。
一見同じ様に見えますが、DAIWAの方が僅かにアールがキツいのと肉厚も太く作られています。

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横からではHARDYの方が太く見えますが、DAIWAの方がアールがキツくそして肉厚があるため、全体的に分厚いフット部になっています。

因みに、念のため前回のアップロッキングやペゾンタイプにもフィットさせてみましたが、結果はHARDYとABELは全てOKで、DAIWAはアップロックングの方に少々不安の残るフィット感で、LOOPは完全にNG。
一方ペゾンタイプは、全てOKでした。

フットが太く大きいリールを受け入れるには、フィラー(シートの胴体)と金具の隙間がどれだけ空いているかと言う事です。隙間が大きいと太いフットもOKですが、逆に細いフットを装着した場合、ちょっと緩い・・って事にもなりますよね!特に融通の利かない硬い素材で作られたフィラーの場合はそれが顕著に出て来ます。
そんな事を考えても、コルクフィラーの柔軟性が、物理的に優れた構造である!と言う事でしょう。。
これはあくまでも物理的に・・と言う事で、硬い素材がダメ!と言う事ではありません。

その辺のフィッティング感は、作る人の技術力って事になるのでしょうが、ウッドフィラーであれ、樹脂フィラーであれ、抜群のフィット感を出しているロッドも数多く存在しているのも事実ですが、コルクで作られた物の方が汎用性は明らかに高ですよね!・・と言う事です。

あとはそれをどう格好良く作っていくか・・って事なんですよね!
性能は勿論ですが、見た目の格好良さも避けて通れない大切なファクターですから。。。

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