Development story 第8話 『Hoskins』

パワーボウ(旧パラボリック)シリーズをこの世にリリースしたいと考えた時から、私の中で大きく3つのアクション分けを考えていた。
先ず基本となるアクションが1パターン。 そのアクションをニュートラルポジションと考え、それをファストに振るかスローに振るかで、何に使うかと言う色分けがはっきり出来る。 つまりファスト→ニュートラル→スローとティップの返る早さを変え、そのカテゴリーでそれぞれの持ち味を強調することで、明確なコンセプトが生まれるからである。
弊社の考えるニュートラルとは、ドライフライにもウエットフライにも使える、言わば万能ロッドのことで、どちらに優れていると言うわけではなく50/50(DRY/WET)がこのニュートラルポジションと認識し同時にそれを定めた。
Development story第7話 『Deep-Ray』
Development story第6話 『Crimson-Beauty』
Development story第5話『Silence Mob』
Development story第4話『Skues』
Development story第3話『Summre-Dragon』
Development story第2話 『ジーニアスロッド誕生』
Development story 第1話『開発によるラインの選択』

・・・ライン選択の重要性・・・
現在購入可能なフライラインは、タイプや形状等、数え切れない様々なものは販売されています。 一社のメーカーカタログを見ていても気が遠くなる様な種類があり、しかもそれぞれに用途が違うから全く驚きである。 メーカーも新しい物の開発に必死なのは分かるが、こんなに多くては、肝心のユーザーが何を使ったらいいのか、全く分からないのも現実であろう。
この様々なラインは、一体どのように活用すればいいのか、また自分の使っているロッドにはどのラインが最も適しているのか、全く雲を掴むようなものでしょう。
殆どのアングラーは、ラインを選ぶ際、自分のロッドに合っているかどうかより、滑りが良いとか、良く浮くとか・・おおむねその程度の認識から選んでいる傾向が強いと感じます。これは仕方ないことで、ロッドメーカーがラインも販売しているところなら同じメーカーのラインをチョイスすればいいのだが、そうで無いロッドメーカーは他社のラインを使用しなければいけない事になり、そのメーカーはラインの銘柄まで指定していないことが一般的です。
当然ユーザーである皆さんは、ラインチョイスを自分自身で行なうか、ショップの方にアドバイス頂くしか方法はないのですから。。
現在のラインはフローティングだけでも、そのテーパーは様々で、使い方を間違うと全くロッドに合わず、結果自分が悪くないのに釣りそのものが進歩しない現象まで発生いたします。