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2023-09

シューティングロッドの話

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ジーニアスグラファイトの新しいモデルとして、シングルハンドオーバーヘッドキャスティングでのシューティングロッドを現在開発しています。
このブログでもお伝えしましたが、このシューティングロッドを完成させる為、群馬県在住の森田貴博氏をテスター件アンバサダーとして迎え入れました。
http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-897.html
その様子はこちらからご確認ください。

今年4月から試作を繰り返し、今回で3回目となりました。
そのロッドを森田氏に送り、早々にテスト(試投)して頂きましたが、結果は駄目でした。

何故ダメだったのか!
シューティングロッドとは、一体どう言うものなのか?
恥ずかしながら、彼の意見を聞いていると、自分自身がシューティングロッドに思っていた感覚の違いを痛感したと共に、180度考えが変わりました。
その真相を綴ります。
長文となりますが、興味のある方は是非お読みください。

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2本のスペイロッド

test928.jpg

現在2本の新しいスペイロッドの開発に尽力しています。

1本は12' 6" #6/7で400gr前後のラインを使う事のできるロッドで、SIR-GREEN SPEYシリーズの新生ロッドとして進めています。

現在試作2本目で何とか目的のアクションが出ましたが、更に上を目指すため、もう一回試作依頼中です。
気が早いと言われそうですが、モデル名も【DAYTHREE】と決定し、リリース出来るその日を誰よりも楽しみにしております。

今年はコロナ禍のため、遠征は皆無でしたが、来年はこのロッドを持って、天竜川や犀川を攻めてみようと思う、そんなロッドです。


2本目は池田浩悦プロデュース"SakuraMaster" 第3弾 です。
第1弾は、Searcher"SakuraMaster" 13' 9" #7/8/9
http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-596.html
第2弾は、Highlander"SakuraMater" 14' 8" #8/9/10でした。
http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-815.html
Searcherは池田氏が関与する前からSIR-GREEN SPEYシリーズに既存していて、そのロッドを池田氏に使って貰ったところ、『これ良いじゃない!』という事になりそのシャフトを使って"SakuraMaster"というブランドが誕生しました。

そして今年の3月、サクラマスフィールドでのハイウォーターを攻略するための長尺竿を池田浩悦プロデュースとし1から立ち上がったロッドが、Highlander"SakuraMater" 14' 8" #8/9/10でした。

本格的なハイウォーターロッドがあるのであれば、ローウォーターロッドも必要ではないか!
今まではSearcher"SakuraMaster" がその役目を担っていましたが、もっと本格的なローウォーターロッドが欲しい!とその考えは、池田さんも私も全くの同意見でした。

池田さん曰く、近年ではローウォーターもヘッドシステムで攻略する事が多くなって来たが、それを使うかどうかは別として、やはり最低でも55フィート以上のヘッドを持ったスペイラインがちゃんと使えるしなやかなアクションが欲しい。。
つまりハイランダーアクションをそのまま小型化したようなロッドです。

このロッドは現在5本目の試作依頼をかけています。
スペックは13' 5"と確定ではありませんが、ちょうど450grあたりが良い感じで使えるパワーをと進めています。
現在かなり良いところまで漕ぎ着けているのですが、今一歩決定的なフィーリングが得られていません。
と言っても、一般的に使うのであれば、もうこれで良いんじゃないの!と言うくらい良い感じのアクションになってますが、そこは池田浩悦氏です。


あの方は、納得なさいません。。。


この5本目の試作で納得のいくアクションが出ない場合は、少し長さを長くして再チャレンジしようと思っています。
サーチャーは13.9フィートです。それに近いスペックまでローウォーターロッドとして使えるらしいので、アクションの捻出の為に、長さを調節して・・と言うこととなるわけです。

5本目の試作は早くても10月中旬でしょう。
出来ればこれで打ち止たいところですが、如何なることやら。。
楽しみでもあり、不安でもある今日この頃です。








新しいスペイロッド

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SIR-GREEN SPEYの次なるNEWロッドは14'8" #8/9/10

この企画を開始してから、そろそろ1年が経とうとしています。
最初は14' 2" スペックで始まったこのロッド、その長さではサーチャー(13' 9")と然程変わらないという事から、8割型決まっていた物を一旦白紙に戻し、14'8"に企画替え。

1回目の試作・・ 2回目の試作・・ 3回目の試作と繰り返してきましたが、どれも納得のいくアクションが出せぬまま繰り返す事5回。
今回は2本の試作品をお願いして、それが1月の末に出来上がってきました。
この2本は、4回目の気に入らない所を改善し、更にカーボントン数を微妙に変えた物を作って見ました。
ブランクは手元にあるものの、この時期はクラフト展の用意や、ご注文頂いている方たちのロッド作り等で、なかなか作れずにいましたが、漸く使える段階まで組み上がりました。

そして、肝心なアクションの結果は上々! やっと求めていたフィーリングに近いものが出来上がって来ました。
だけど、この話はあくまでも試投での事。実戦でどうなるかはこれからです。
でも今回は実践まで進めたからかなり上出来です。
4回目までのロッドは、実践までいけなかった、つまり試投段階で”ダメ”って事だった訳ですから。。

さてさて・・この2本はじっくりと実践で投げまくって、その後どうするかを決めていく事にします。

とりあえず、先が見え始めたって事に、かなり興奮している今日この頃です。。



14’8” スペイロッド試作第2弾

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14' 8" のスペイロッドの試作品。
前回の問題点を訂正したのが今回のもので、2回目の試作品となります。

どこを訂正したかと言うと、3Dセクションとバットセクションがちょっと強い感じがし、その2セクションをもう少し曲がる様に設計し直してもらいました。
特に3Dセクションの中央から2Dセクションのジョイントに掛けて、スムーズな曲がりが無く、なんか突っ張っている様な感じがしたので、そこも改善依頼をいたしました。

そして出来上がって来たのが今回のブランクです。

ガイドとグリップを仮組みして、そうそう試投しましたが、今回は納得の1本となりました。
前回の問題点も見事解消し、リフト・スイープ・シュートと一連の動作も非常にスムーズに行え、とても気持ち良く飛んでくれます。

自分的には目的としていたアクションに非常に近いものが出来たと喜んでおります。
しかし、実際にフィールドで使って見ない事には、分かりません。
そうそう、コンプリートに組み上げて、犀川辺りでテストして来ようと思っています。

シングルハンドもスペイロッドも、自分が思うアクションが出来た時は、嬉しいものですね!
フィールドテストのその日まで、ワクワクしております。。

新しいスペイロッド

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新しいスペイロッドのブランクが上がって来た。
スペックは、14.8フィート。 前回まで企画していた14,2フィートを約6インチ長くしたものだ。

実は、14.2フィートが中々の良い出来だったのですが、弊社のSEARCHER(サーチャー)の13.9フィートと3インチしか違わないと言う事で、スペック変更となりました。


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番手が違うと言っても、たった3インチ(約7.6cm)しか変わらないとなれば、使い分けに困ってしまうのでは無いだろうか?つまり、サーチャーで十分と言う事になるのではないか???
そもそもこのロッドは、ハイウォーターでの釣りを目的に開発し始めたので、番手もサーチャーより1番手重いライン指定を設定したのに長さが微妙。
と言う事で6インチ長く致しました。

思い切って15フィート台でも良かったのですが、私的感覚では15フィートを超えると1日使っているのが重労働で、カプラスの17フィートを1日中キャストしていた若い頃と違って、体力的にどうも・・・・

勿論このロッドを欲する方達は、私より体力のある方ばかりだと思いますが、どんなお客様よりも私自身が一番のジーニアスロッド ファンでないといけないと思っています。
その為、結論として私が1日中使い続けられる最長のスペックが14.8フィートと言う事に落ち着きました。

サーチャーが13.9、新しいスペイロッドが14,8と約1フィート弱違います。
これだけの差が出れば、使い道を明確に出来るし、私自身も自信を持ってお勧め出来きる。
そして私自身がこのロッドを使いたいが為に釣行回数が増える・・って事になりそうです。

と良い事ばかり書いてますが、現在まだブランク状態。
取り敢えずキャスト出来る様に仮組みをして、キャストフィーリングの確認です。
今の所ブランク状態では、中々良い感じではないかと思っていますが、実際にキャストしてみると  ・・・ん?
って事も多いにあり得ますので、まだ喜ぶのは早いですね!
でも、このブランクスを見ていると色々なフィールドが浮かんで来てちょっと楽しい。。
早く振りたくでワクワクしています。。。

試投の結果とその先の話は、また近日中にUPいたします。






アクション決定

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6' 6" #4/5 4Pグラファイトロッド。

晩春からテストに明け暮れて、ようやく納得のいくアクションが出ました。
一度は決定しようと思ったアクションを、今一度の検証でそれよりも更に良いアクションに辿り着きました。


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素材は、グラファイトとグラスのコンポジット。

短い竿でグラファイト100%では、残念ながら強過ぎる物しか出来ず却下。
ならば、グラスを混ぜて強過ぎる部分を緩和させたらどうか??


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そんな考えの元、採用したのがカーボンとグラスのコンポジットです。

ほんの少しグラスを混ぜるだけで、今までとは全く違う反発力。
しかし、数あるテストブランクには、グラスのマイナス要因もあったりと、理想のアクションを出すまでに、ちょっと苦労しました。

今回も良い勉強になりました。。。

現在同じアクションで出来上がるかを検証する為、新たに同アクションのブランクスを製作中。
出来上がりを組み上げ、テスト時の物と相違なければ、晴れてリリースです。。

このロッドの開発秘話は改めてアップしたいと思いますが、まずはお待ちかねのお客様に、アクション決定のご報告をと思いまして・・・

6' 6" #4/5 4P

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SIR-GREEN シリーズにもうすぐ新しいモデルが加わります。

まだ名前はついておりませんが、スペックは6' 6"#4/5 4Pです。
試作4本目にして漸く、これなら!と思うアクションが出ました。

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現在販売中のSIR-GREEN シリーズの素材は、100%グラファイトです。
HS/HLを可能にするパラボリックアクションを出す為に、極めて弾性の低いカーボンを厚く巻いて仕上げてきました。
この6'6"も同様2度同じカーボンで作りましたが、残念ながら強過ぎてどれもNG。
残された手は、シャフトそのものをもっと細くするか、素材を変えるかでした。
シャフトを細くすると言っても限度があるし、細過ぎるブランクはちょっとイメージが違う。。
ならばカーボンに一部グラスを混ぜればいいんじゃ無い?と言う事になり、2種類のカーボンとグラスのコンポジットで作る事に。。

2種類とは、例えばカーボン60%にグラス40%と言う具合に、カーボンとグラスの割合を変えたもの2種類です。
共にマンドレルを共通させ、全く同じテーパーで作り、4ピースの一節一節の勘合を共通する様にしました。
2本にうちの1本をAとし、もう1本をBとします。
そして、ティップからA-1 A-2 A-3 A-4(バット)またBも同じ様に番号をつけます。
そしてAとBの各セクションを色々入れ替えて検証していきます。
AとBは僅かにグラスの含有量が違うので、各セクションで強さが欲しいところとそうで無いところが都合良く選べるという手法です。これは4ピースだから出来る技ですね。4ピースにしてて良かったです。。

テストの結果、一番フィーリングの良い組み合わせを見つけました。
その組み合わせを、取り敢えずコンプリートにしたのが写真の物です。

次なるは、もう一度AとBの組み合わせ通りの物をCとし、新たに1本シャフトを作ります。
これは、選抜した通りのアクションが出来るか否か(今まで出来ていたので問題ないと思うが念の為)です。
そして今回は更に、もう1本AとBの強さの中間Dも1本作る事にしました。
理由は、Cより更に良い組み合わせがあるかも知れないと言う、欲張った考えから作ってみようと思ってます。
これだけやると、自分自身も納得が行くし、きっと良い結果が出ると思います。

フィールドテストもまだ完了していないし、更に試したい事もあるので、晴れてリリースまでまだ暫く掛かりそうですが、良いものを作る為には仕方ないと考えます。時間も掛かるしお金も掛かります。。。。。

そんな訳で興味のある方、今しばらくお待ち下さい。

一応このテストロッドは丹沢へ持参しますので、13日(キャスティング)出席の方には試投して頂けます。




煮詰まって来た!

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新しくリリース予定の2本のグラファイトロッド。

1本は、夏の岩魚釣りや藪沢、そして源流部で活躍するショートロッド 6フィート6インチ。
もう1本は、14フィート2インチのスペイロッド。

いずれも2回目の試作が出来あがり、風が無く晴天の日を狙って色々とテストをして来ました。
どちらの竿も、これわ!と言う組み合わせが見つかり、徐々にアクションが煮詰まって来ました。

6フィート6インチは丹沢で、14フィート2インチは4月の秋田でフィールドテストをして来ます。
スペイロッドは、今までのサーグリーンスペイと一味違う、モッチャリアクション。。
自分的には、かなり振りやすく好きな部類ですが、実戦で使ってどうなるか?
その辺りは、秋田でじっくり検証して参ります。

結果次第で発売まで秒読みとなるか・・・? と密かに期待しております。。



Capras 改造依頼

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先日お客様から、手持ちのカプラスをデタッチドグリップにして欲しいとのご依頼。
モデルは、ブラックレンジャーとアバディーンの2本。

そこで今回は、弊社ブログでは滅多に無い、作業工程を案内しようと思います。
シングルハンドのカプラスロッドがデタッチドグリップに変わっていく様子をお楽しみください。

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1428910 試し投げ ①

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数日前に届いた新しい試作スペイロッド。 14' 2" #8/9/10
中々時間が取れずウズウズしておりましたが・・本日やっと投げに行く事が出来ました。

その結果をジーニアススペイアングラー様へ御報告です。



今回1回目の試作は2本作りました。 製作品番#1の1セットと#2の1セットです。
ティップ・2D・3Dまでは#1#2共に同じテーパーです。
テーパーは13' 9" SAERCHERの基本として作って貰いましたが最後の仕上げ方法をそれぞれに変えています。
それは、アンサンドフィニュッ(以後ASFと記す)とサンドフィニュッシュ(以後SFと記す)です。

この違いを簡単に説明すると、竿と言うのは、カーボンシートをマンドレル(鉄の芯)にロールケーキのようにクルクルと巻き付け、それが解けない様 特殊なセロテープで、クルクルとブランクに沿って巻き留めます。
そしてそのままオーブンへ入れて焼くわけです。
カーボンシートは熱を加えられた事により、一体化し、釣竿と変化します。
そして、最初に巻いた鉄芯を抜き取とり、次にカーボンシートを止めるために巻き付けていたセロテープを取るとブランクの出来上がりです。

セロテープを剥がすことでテープの跡が残ります。
そのテープの跡を残したまま商品にするのがアンサンドフィニッシュ・・アンサンド つまり磨かないと言う意味。
ブランクの表面が螺旋状にザラザラしているのがそれです。
一方、そのザラザラを研磨してツルツルにする製法がサンド・・ザラザラを磨くのでサンドフィニッシュと言うのです。

このテープの跡を取るのか取らないのかで、全く同じテーパーで製作しても出来上がりの強さが大きく変わります。
たったそれだけの事で、びっくりするくらいアクション(強さで)が違うのですから驚きです。

今回の2本は#1セットがASFで#2セットがSFで作って貰いました。
先に述べた様に、ティップ・2Dセクション・3Dセクションは同じテーパーにし、バットのみテーパーを変えました。
#1セットがスローであるが通常のテーパーのついたもので、#2セットは俗に言うストレートテーパーというものです。
ストレートテーパーといっても全く同じ太さ(正にストレート)という訳ではありません。
鉄芯はストレートでそれに巻くカーボンシートのパターンで僅かにテーパー化したものです。
その形状から非常に曲がりやすい性格上、十分な強度を持たすため、プライ数(カーボンシートの巻き回数)を増やし肉厚としています。

この2本をいつもの様に、いろいろな組み合わせで試投して、一番フィーリングの良い組み合わせを探します。
この段階で合格!と言うものは中々ありませんが、予選通過の組み合わせを叩き台とし、次なる試作を作って行くのです。
そのやり取りを何回繰り返して出来あがるかは、全くわかりません。
と言うのは、いじった所が良くなっても、それがために違うところに問題が出てくる可能性があるからです。
要はどの辺で妥協するか・・と言う事ですが、それが出来ない私は、以前リリースし、現在も定番商品として販売していますSIR-GREENのボツになった試作ブランクが山の様に工房の一部を占領しております。
今回もそのブランクの山に新たに数本のボツブランクが増える事は間違いないでしょう。。

と・・いろんな事を考えながらの本日漸く試投に行った来ました。
チョイスしたラインは、3M社のアトランティックサーモンSH9/10 38gとCND GPS9/10です。

今回の目的は伝統的スペイアクション。
まあ〜この伝統ってやつは、あくまでも私が思う伝統的アクションって事ですので、悪しからず。

バットまでスムーズな曲がりを感じながら、しかもティップの返りの速いもの。
大魚をいなすが如く、ロッド全体が綺麗な弧を描きその動きに追従するもの。
よく曲がる・・けど弱さを全く感じない・・そしていたって実践的・・・
こんなロッドが出来れば・・と思ってます。



さて、試投場においての事です。
投げる前は#2ストレートテーパーのバットの方が理想では?と思っていました。
しかし実際にラインを通してみると ん???なんか違う・・・思った程バットが仕事しないではないか!
そう、強度を持たすための厚巻ブランクは、厚さがあり過ぎる為か、突っ張り感が勝ってしまうのでした。
カーボンの巻き数を減らせば、突っ張り感は軽減されるが、弱いものとなり、折れ易い等のトラブルも出てくるだろう。
第1段階としてのこのバットは言うまでもなく”ボツ”でありました。。

次なるは#1セットで採用しているスローテーパーバットである。
投げてみてびっくり!これは気持ちいい・・
実際に曲がっているかどうか分からないが、グリップを持つ手に、程よく気持ちいい曲がり感が伝わってくる。
まるで、踏み込むほどに効き味が伝わってくる、高性能なブレーキを掛けている様なフィーリングが上手(うわて)に伝わってくるではないか!
明らかに#2バットとは格段に違った。間違いなく予選通過は#1バットである事は言うまでも無かった。

バットの違いを除けば、ASFかSFかの違いであるから合格バットに相性の良い組み合わせを探すだけ。
#1ティップ+#1セカンド+#2サード+#1バットと考えられる組み合わせを、片っ端からテストしてみた。
結論は、オール#1がラインの飛距離やループ形状、そして生理的フィーリングが一番良かった。
しかし、気持ちティップと2Dセクションを強くすると、そのモーメントが3Dセクションとバットセクションに掛かってくる。そうなるともっと理想のアクションになるだろうと直感した。
念の為、持参したセロテープをティップ先端約25cmに3重ほど巻いてみた所、明らかに良くなった。
ティップが強くなった分、2Dの弱いところが顔を出し始めたので、2Dにもティップ同様セロテープを巻いてみた。
私の得意なセロテープ大作戦である・・!
やはり狙いは的中。

これで次なる試作メニューが見えた!

早々デザイナーに連絡をとり、次なるメニューを説明。
現在改めて細かな指示書をメールで送って、出来上がりを待てば良い段階。
明日にでも指示書を作って送信しよう。



デザイナー曰く
「普通の人はそこまで細かなこと言ってこないよ」と良く言われます。
しかし、僕は言う・・誰になんと言われようが・・
思いの丈を形にするまでは。。

しかし、自分で作れないグラファイトは、作り手との意思の疎通が極めて難しい・・・  
それは、僕にとってはサクラマスを釣るより数十倍難しい・・かもしれない。。


次回にご期待










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Author:GENIUS ROD MAKER
このブログは、ジーニアスロッドメーカーの正式サイトです。

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