2017-06

7' 5" #4 3P テスト途中経過

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新しいロッドをテストする時、私が心掛けている事は、出来るだけ色々な環境下でテストするという事です。

例えば、同じ川であっても下流と上流では規模や渓相が違うし、水系が同じでも支流と本流でも違う。
もちろん、他県での釣りも機会があればテストを行っています。
開けた渓相のところや、逆に障害物の多いところと、様々な場所でテストをいたします。

今回は7' 5" #4 と言うスペックですので、狭過ぎないフィールドで、足元から遠投まで必要なフィールドでテストを行ってきました。

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前回のテスト時に相対的な評価は僕の中で出ていましたので、今回は色々なシーンで前回同様釣る事が出来るのか?
また、それ以上の評価が出るのか? 
1日中このロッドを振っていて、本当に疲れないのか?
同じ4番でもラインのメーカーを変えた時、どのようなフィールングが出るのか?
そのあたりを重点的にテストいたしました。

テストしたラインは、サワダ社のWF4Fと3M社のWF4Fです。

こんな事は今更言うまでも無いですが、サワダ製ラインと、3M製ラインでは同じ4番でもかなり性格が違います。
何時もの様に12フィート4Xリーダーに4Xティペットを少し足し、全長13フィートそこそこで、お互いのラインの相性と言いますか、フィーリングも同時に検証いたしました。

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ご存知私は、ハックルを密に巻いたドライフライで釣るのが好きです。
言い換えれば、弊社のロッドはそんなドライフライを使って頂く為に、ライン番手・リーダーシステム・キャスティングループ・ロッドアクションとシステム化していると言っても過言では無いでしょう。

兎に角ドライフライと言うものは、よく見えよく浮く!これがドライフライってもんだ!と強く思っています。。
明るい色のハックルをフックにこれでもかと厚巻したフライは、遠く彼方へ投げても一目瞭然。
ハイシーズンは12番や10番を常用しますから、よそ見していてもフライが何処にある直ぐに分かります。

そんな中年フライマンに優しいフライを使うには、それを上手く操縦出来るロッドポテンシャルがどうしても必要なのです。

ロッドポテンシャルは、高い方が良いに決まってます。
僕の考える4番フライロッドは、リールに巻かれたラインの8割以上が苦労する事なく飛ばせる性能がある事です。
その基本的性能があった上で、細部に気を使ったアクションをアップグレード出来れば最高です。

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良く飛ぶロッドはそれなりのパワーがある事は言うまでもありません。
しかしただパワーが有るだけのロッドでは、あらゆるフィッシングシーンに融通が利かなくなります。

渓流では目の前のポイントにいかにフライを上手にアプローチするかが一番の目的です。
時にはティップだけを使って投げたり、ロッド全体を曲げて投げたりと、ロッドの使い方も一様ではありません。
勿論、釣る距離も足元から時には20ヤード先も想定しなければいけません。
つまり、強さ(パワー)の中に柔らかさ(柔軟性)が上手く融合している事。
特に厚巻フライをポイントに的確にアプローチするには、このパワーとデリカシーが最も大切なファクターとなるのです。

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さて、ラインの話に戻しましょう。
ラインはそのテーパー状態で性格がガラリと違ってきます。
サワダ製ラインは3M製ラインに比べてフロントテーパーが幾分スローで長い様です。
その為、プレゼンテーションは実にソフトです。
また重さも3M製に比べて僅かに軽く作っている様に思いますが、定かではありません。あくまでも同じロッドで投げ分けした時に感じる見解です。ただ、フロントテーパーの加減でそう感じるのかもしれませんが・・・

ラインそのもののターン性能は、サワダが滑らかで3Mは急激なターンと表現した方が分かり易いかも知れません。

例えば、ターン性の強い3Mではこれからの時期に10番以上の大きく空気抵抗のあるフライを比較的近距離で狙う場合はすごく有効だと思うし、その逆に渇水で遠くから静かに釣りたい場合はサワダを選択する事でよりロッドのポテンシャルを引き出しながら釣りをして頂けると感じました。

ロッドは同じでも、時々の状況でラインを変えて釣る事で、よりロッドの性能が引き出せて良いのではないか!
率直に感じました。。

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「パワーとデリカシー」2Pを作っていた時にこのパワーとデリカシーは僕の基本中の基本理念でした。
そしてその理念で作り上げたロッドで、多くの魚を釣ってきました。

今回もこのパワーとデリカシーを基本にし、練りに練ったテーパーデザインで作ったロッドである事は言うまでもありません。数回に渡るフィールドテストでは、既存の2Pとは少し違った性能を見いだす事が出来ました。
それは、近距離の打ち易さです。

前回の記事でも述べた様に、どうしても3Pは2Pに比べて重くなります。
理想のパラボリックを形にするには、ある程度の質量(重さ)は必要です。
しかし、ここで言う重さは、質量のことでは無く、持った時の持ち重り感のことです。
つまり、良いパラボリックアクションを作る上で、必要な重さはあっても、持ち重り感による重さは不必要と言う事です。

持ち重り感を少なくする為、ティップ先端の一部極端にテーパーを付けて解決いたします。
ただ、ティップ先端を細くする事で、その部分が弱くなりラインを上手く投げる事が出来ないロッドになってきます。
そこでラインを上手く投げることの出来るギリギリまでテーパーをきつくそして細くしてみたのです。

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すると、持ち重り感は極端に少なくなり、同時にティップ先端の融通性が良くなりました。
HS/HLキャスティングのテストでも、十分高い所をラインが通過いたしましたし、良いループが展開いたしました。

ティップの融通性が良くなると近距離が非常に打ち易くなります。
それは、荷重が十分乗らない状態でも、融通性に富んだティップがラインを適切にロードしてくれるからでしょう。
それ以上の荷重が掛かりだしたら、その少し下側が曲がり、またその下が曲がりと荷重のリレーが上手く行われている事がキャストする手に伝わってきます。

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小さな魚から比較的大きな魚まで、特に不安を感じる事なく遣り取りも出来ました。

流れに乗られて満月に曲がっているにも関わらず、その引きを楽しめるほど余裕で取り込む事もで出来るロッドが出来上がりました。

これでほぼほぼ発売は決定だと思います。。

が・・・

あと1回 6月初旬に清里で最終テストを行い、その後の決定といたしますが、今回のテストでも納得のいく結果であったことをご報告しておきます。

だは、清里での報告はまた改めて。






TEST

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3Pバンブーロッドの新しい4番の試作が出来上がったので、いつもの川へテストに行って来ました。

スペックは7' 5" #4。 既存のLOMGCHANP7' 5" #5の4番版だ!


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3PにHUTER7' 2" #4と言うモデルがあるが、それに比べ今回のロッドは約3インチ長い。
3インチしか変わらないのに、持った時の重さと言うか、軽さと言うか・・つまり持ち重り感が随分違う。

たった3インチと言えどもシャフトの太さは違うし、フェルールの大きさも違う。
当然と言えば当然だが、短いロッドより少し重くなるのは当たり前であるが、出来る事なら違和感の無い重さで作りたい。

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持ち重り感が少ないロッドを作るには、単純にテーパーをきつく作れば、重心が手元に来る為、持った時軽く感じる。
それが助長すればするほど軽快感が出て、驚くほど軽く感じるロッドが出来上がる。
しかし、それではティップアクションのロッドになり本来の目的から外れてしまう。
重要視しなければいけない事は、アクションを変えずに(弊社が思う理想のアクション)如何に持ち重り感の無いものが出来るか!
一言で言えば、パラボリック理論から成り立つテーパーデザインと、軽く感じる構造との鬩ぎ合いを如何に融合出来るか?
今回のテーマはその辺りであった。

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既存のLONGCHANP7' 5" #5 を作った時に4番ならこうすればもっと良くなると、なんと無くであるが構想があった。
今回はそれを実際の形にしたのがこの4番です。

ロッドを継いで工房で振っている段階と、フィールドで実際に使ってみるとでは大きく異なった。
変な持ち重り感は全く無く、むしろ心地良く振ってられた。
正直工房では、まだ少し重さを感じるか・・?と思っていたからちょっと不思議に思えた。

重さの問題は難なくクリア出来た。そしてもう一つ良い点を見出した。
それは、近い距離がとても打ち易い。
勿論ロングレンジも全く問題なく使用出来るのは言うまでも無い。


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結果は大成功であった。
しかし、たった1回の釣行で決めてしまっては、何かと問題であるからもう少しテストを繰り返す事としよう。
テストを重ねる事で、1回の釣行では感じ無かった事を感じるかも知れないし、見えてなかった事も見えるかも知れない。
数回のテストの結果、特に問題が出なければ、そこで初めて発売を決定したいと思ってます。

あと少しのところまで来ている7'5" #4ロッド。
今後のテスト結果に期待したい。。

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さて、写真のデザインはあくまでも、参考です。
新しく作ったリールシートも正常にリールを脱着出来るかどうか?
またそれを使ったデザインは、格好良いのかどうかを検証する為と、先日作った糸の色合いも見たかったのであえて作りました。

やはり弊社のお客様には、上から3枚目の写真のデザインが一番人気がある様ですが、私的にはダウンロッキングタイプも中々にどうしてイケてると思っています。
因みに写真では分かり辛いと思いますが、3枚目の写真のロッドは先日作ったハイランダーグリーンにスカーレットのトリミング、そして4枚目以降のロッドには、スカーレットにハイランダーグリーンのトリミングを施しています。


Coming Soon "BABY CHANTEZ 6'2" #5"

BABY CHANTEZ(ベビーシャンテ) 6'2" #5
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CHANTEZ(シャンテ) 6'6"#5より短いロッドが欲しくなりティップをシャンテの物を使い、バット長を調節して作る事に着想を得た私は、それを早々に形にし、実際のフィールドでテストした結果、発売の意思を強く持つ程非常に納得の行くものであった。

そもそも何故シャンテより短いロッドが欲しくなったかと言うと、先ず第一にシャンテで窮屈になったフィールドで思い切ってロッドを振りたいと言う事。
藪沢と言うところは、釣りの出来る空間が狭いのが一般的です。
ヤマメやイワナの活性が上がる春から比べると、晩秋間際では同じ川に来ているのに数ヶ月前と全く別河川へ来たのか?と勘違いを起こすほど草木が生い茂ります。
そんな時、僅か4インチ(101.6mm)短いだけなのに不思議と窮屈さを感じないものです。
その結果、トラブルも少なくストレスの無いフィッシングシーンを約束してくれると言う事。

第二に、シャンテと振り比べて同じフィーリングで使える上で、近距離を更に的確に気持ち良く狙える事。フィールドでは、シャンテが手狭になってからの出番である事を考える上で、ただ4インチ短いだけで使い方を変えたくない。つまり、シャンテと持ち替えても全く違和感の無いフィーリングで使える事。
また、季節に関係なく初めから短いロッドをが必要なフィールドでも、足元から多少の遠投までストレスが無く使いたい。そんな思いから既に完成されたシャンテの一部を拝借して新たなスペックを作る事を考えました。

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GWの鳥取釣行では、3日間に渡り徹底的にテストを繰り返して来ました。
鳥取のイワナフィールドでは、川そのものが非常に小さい上に、木々の障害物も多く、ワンパターンの投げ方では釣れるポイントの数に制限が出て来ます。
その気難しいフィールドで、一つでも多くのポイントを上手に釣るには、様々な投げ分けが出来る事が最も重要なテクニックです。それは勿論そのテクニックに瞬時に対応出来る性能を有したロッドが有った上での話です。
今回のテストではそれらの項目を特にストレスが無く釣る事が出来ました。

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良く曲がるのに弱く無いフィーリングはシャンテと変わりませんが、シャンテより些かスローアクションに仕上げました。
僅か4インチですが、短くなった分スローアクションにしないと適切なループを作る為のティップの移動範囲が足らなくなるからです。つまり既存シャンテと同じリズムで振りたい故のスローアクションと理解して下さい。

こうして全ての分野で納得の行くアクションに仕上がったベビーシャンテ。
正式にパワーボウシリーズのラインナップに加える事が決定致しました。

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発売は時期を追って正式に発表させて頂きますが、その前にシャンテオーナーに朗報です。

既にシャンテをお持ちのお客様には、バットのみの販売を行います。
ベビーシャンテのバットをご購入頂くと、ご持参のシャンテティップに合わせて頂くだけで自動的に6'2"のベビーシャンテとしてご使用頂けます。

ご注文時はお手持ちのシャンテを一時弊社へお預け頂きます。
その際の送料はお客様ご負担とさせて頂きます事ご了承ください。
価格や販売方法等に関しての情報は近日改めてご案内申し上げますが、比較的お求め安い価格でのご提供を考えております。しばらくお待ちください。

正に一粒で二度美味しい。。。
シャンテオーナー様はシャンテを買ってて良かった!と思って頂ける企画だと自負しております。

Baby Chantez

Baby Chantez 6' 2" #5
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Chantez(シャンテ)より短い竿が作りたくなった。

そこで考えたのが、シャンテのティップを使ってバット長を調整したら面白いのでは無いかと・・

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長さは6' 2" 従来のシャンテより約4インチ短く作ってみた。

シャンテの子供のようなスペックから、とりあえずBabyChantez(ベビーシャンテ)と名付けた。


本日からGW3日間、鳥取釣行でテストし特に問題なければライナップに加えるとしょう。


オリジナルスレッド追加

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先日オーダーしていたスレッドが出来上がってきました。
これでジーニアスロッドに新しいカラーが2色追加になりました。

ハイランダーグリーン300g  スカーレット200g 総計500g

1コーン約50g 100gあたり約4500mらしいので、単純計算で1コーン2250m
よってグリーンが300gだから約13500mで、スカーレットが9000mという計算になります。

これもまた5年前のペゾングリーンと同じく、僕がバンブーロッドビルダーとして存在する限り無くならないのでは・・

この色というのは、前回にも述べた様に、今は無きゴッサマースレッドと同色に染めたもの。
手に入らない色は作ってしまえ精神で喜んでいたのですが、つい先日古くのお客様と言いますか、知り合いと言いますか、
その方から「ちょっと見て欲しい物があると」電話が・・
数時間後に工房に訪れた彼が持ってきたのは、おフランス製のタイイングスレッド。。
それも、ゴッサマーと同じ色で、ほぼ全色揃ってました。。

やっぱり世の中って良く出来ていますよね、貴重な物が無くなればそれを守ろうとする人が必ず現れます。。
同じ物やそれに変わるものを新しく作り継承して行く事ってそう簡単なものじゃ無いんですが、お洒落な木製の小さなボビンに巻かれたスッレッドを見ていると、商売と言うより、作った人の哲学や様式美を感じました。

う〜〜〜ん! もう2週間早く知りたかった。。
でもそれはそれ。
あくまでもタイイングスレッドということですので、実際にロッドに使ってみてどうか?
その辺は試してないのでなんとも言えませんが、今回僕が作った2色は、強度とスレッドワークのし易さはテスト済み。
絹糸と言うのは、撚糸(糸を紡ぐ工程)が雑だと塗装をかけた時に毛ばたちが出るんですね!
特に弊社では、巻き巻きマシーン(機械)で一定のテンションを掛けて巻きますので、毛ばたちはが出やすいんです。
手で巻く人でも、職人魂の強い人なんかは、常にハンドクリームを塗って指の手入れを行なっていると聞いた事があります。つまりそれくらい絹糸って神経質なんです。

ただ、残念な事に絹糸を撚糸できる腕の良い職人さんが、日本でも数人しかいなくなって来ているらしいです。
つまり、幾らお金を積んでも物理的に出来なくなってくるのでしょうね近い将来。。

今回作ってもらった、75番(ミシン糸相当)は、私の中で随分気に入りました。
本来のゴッサマーよりも気持ち太く、巷で売っているミシン糸50番よりも随分細い!
それでいて、良質な撚糸のお陰で、強度は十分!

こんな良い物だから、ジーニアスロッドのクヲリティーをもっともっと上げる為に、5年前に作ったペゾングリーンも 75番で作り直そうかと思うくらいですね・・!

まあ〜お金も掛かるので、その辺は改めて考えるとして、今回の新しいハイランダーグリーンとスカーレット。
早々にテストロッドに巻いて見てまたこんな感じでーすってお見せいたします。。







もう一つのリールシート

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リングとネジが一体構造のロッキングシート。
この構造の一番の難点は、リールフットにネジリングが噛み込んむこと。。
それがある構造を試してみたところ、なんと見事に解消致しました。。。

これなら行けると、ペゾンタイプを作りました。そのことはこのブログで既にお伝え済みですね!
そして・・調子に乗った私は、ペゾンタイプだけでは飽き足らずもう一つ作っちゃいました。

一見して何処にでもある様なタイプのシートですが、よ〜〜く見るとやっぱり違うんですよね〜。

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何処となくアメリカンな雰囲気もあるかとは思いますが、ネジ長(♂ネジ)を長く、そして出来るだけフィラー(コルク部)を短くし、ヨーロピアン調のロッドにも似合う様にデザインを拘っております。。

写真右側がダウンロッキングタイプ。
5番以下の比較的短いロッドに・・・

そして左がアップロッキンングタイプ。
ダウンロッキングに比べてシート直径が0,5mm大きく作りました。
6番以上のロッド対応で、大きなリールもしっかりとホールドさせるためです。

色は、ご覧のシルバーフィニッシュです。
何度も言いますが、フットへの噛み込みもなく、リールの脱着が実にスムーズです!
とは言えこのシート、試作ロッドに装着して実戦でテスト致します。
そこで問題なければ、これも販売用パーツとしてラインナップするつもりです。。

乞うご期待。。。

スレッドサンプル

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絹糸の染色屋さんにお願いしていた、糸の色見本が出来上がってきた。

ハイランダーグリーンとスカーレットだ!

流石プロの技! 欲しい色を見事に再現してくれている。 
そして、ミシン糸75番相当の太さも大正解!
細すぎず太すぎずで、バンブーロッドには最適な太さ。
それに撚糸の段階でかなり強く作ってくれているようで、引っ張り強度も言うことなし!!

そうそう、スレッドワークをして塗装後の色テストと、塗料の乗りをテストしたが全て合格。。

改めて正式に注文いたしました。
早ければ今月中に納品されるみたい。

出来上がりが楽しみです。。。

もう一つのハイランダーグリーン

Highlander Green
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近日 ジーニアスバンブースレッドカラーのグリーンにもう一つ新しいグリーンが加わります。

色名は、ゴッサマーグリーン 写真がそれです。
そう、、あの廃盤になったゴッサマーのハイランダーグリーンと同色糸(勿論シルク)を現在製作中。
その太さはミシン糸に換算すれば75番程度(一般にはミシン糸に75番は存在しません)で撚糸/染色してもらってます。

このゴッサマーグリーンが出来上がれば、弊社バンブーロッドグリーンスレッドとして3色展開となります。

先ずはPPPグリーン:Power-Bow純正色 そう5年前に特別に作ってもらったあの糸です。
http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-362.html
2つ目はキロワールド ハイランダーグリーン:Master-PaPaシングルハンド純正カラーで採用しております。
そして ゴッサマーグリーン です。

出来上がりまであと暫く掛かるそうですが、出来上がれば欲しかった3色のグリーンが揃います。
まあ〜自己満足の世界なんですがね、僕にとってはとても大事な事なんですよ・・皆さん。。

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ジーニアスロッド 秋田ミーティング 開催
http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-625.html
4月10日予約受付終了 締め切り間近です ご注意ください。

 
『即出荷可能バンブーロッド販売中』 
Chantez 6' 6" #4
http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-626.html

Master-Bow LONGCHANP 7' 5" #5
http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-629.html



ぺゾンタイプ金具色々

PEZON TYPE REELSEAT
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遂に出来上がった!
ペゾンタイプリールシートのアップロッキングタイプ。

構造は以前紹介したダウンロッキングタイプと同じ。
ただ、ダウンのフィラー径(胴体部分)が19mmに対しアップロッキングは17.5mmと細くしました。

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写真左側の金具は実際にはグリップに隠れるところです。

これもリールフットを締め付けるリング金具とネジが一体構造のもの。
フィラーを細くした時に生じるリールフットへの噛み込み現象も見事に解決致しました。
リールの脱着が非常にスムーズに行えます。。

写真は試作品ですのでシルバー色となってますが、商品はトップ写真奥のダウンロックタイプと同色のステンアルマイトでの販売となります。

商品完成まであと少し・・

皆さんに興味を持って頂ければ嬉しいです。。




フィッティング Part2

Reel Seat Fitting Part2
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リールシートフィッティングの話をもう一つ。。。

通称カップ&リングと言われる金具を持ったリールシートの紹介です。
金具形状はメーカーにより多種多様の物が存在します。
フィラー(リールシートの胴体)もコルク製からウッド、竹、象牙や鹿角、そしてベイクライドと言われる樹脂系の物まで本当に様々です。
アメリカのロッドや日本のビルダーさん達が好んで使っているのがウッド製のフィーラーです。
ウッドも銘木と言われる大変木目の美しい物を採用する事で、ロッド自体に高級感が出ますので、バンブーロッドには良くマッチしたデザインであることはご存知だと思います。

弊社の特徴としてまずフィラーはコルク製を採用しています。
これは色々なリールの汎用性が一番高い事が一番の理由です。
次に、金具ですが近年は丸いカップ部分にリールフットを入れるところが出っ張るている形状の物を採用しています。

ご存知ジーニアスロッドはペゾンを常に追い掛けて今まで来ました。
勿論その姿勢は今後も変わりないのですが、そのせいもあって、どうしてもコスメもそれに近い物になってしまいます。
まあ、こんなことは今更言う事でも無いですが・・!


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カップ&リングの場合、その止め方もネジで締め付けるって事がないため、リングをリールフットに強く押しつける要領でセットいたします。
その時にフィラーが硬い素材で作られていると、相当強く押し付けて止めておかないと、使用中に緩んでくると言う不具合が出てくる可能性もあるのです。
しかしコルクの場合、リングを押し付けた時、コルクの柔軟性が実に良い具合にフィットしてくれます。
使用中にリールが落ちるのでは・・と言う心配も無く、釣りに集中出来るので、実に有難いですよね!

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そしてこの構造は先にご紹介した5番以上のタックルにオススメシートでも、ちょっとフィッティングが心配!と言うフットの大きいリールでも、何の苦も無く受け入れてくれます。

今回のリールは、HARDY ABEL DAIWA LOOPとフットの太い形状の物を選びました。
この中ではABELが比較的一般的な肉厚で、HARDYは先のマーキス(前回の投稿)に比べてちょっとだけ太く、DAIWAとLOOPはどちらかと言えば極太です。

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左がLOOP 右がABEL
LOOPの方が、アール(カーブ)もキツく、肉厚も太いがのが分かります。

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横から見ると一目瞭然。。

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続いて、左がHARDY(ゴールデンプリンス) 右がDAIWA(ファントム)です。
一見同じ様に見えますが、DAIWAの方が僅かにアールがキツいのと肉厚も太く作られています。

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横からではHARDYの方が太く見えますが、DAIWAの方がアールがキツくそして肉厚があるため、全体的に分厚いフット部になっています。

因みに、念のため前回のアップロッキングやペゾンタイプにもフィットさせてみましたが、結果はHARDYとABELは全てOKで、DAIWAはアップロックングの方に少々不安の残るフィット感で、LOOPは完全にNG。
一方ペゾンタイプは、全てOKでした。

フットが太く大きいリールを受け入れるには、フィラー(シートの胴体)と金具の隙間がどれだけ空いているかと言う事です。隙間が大きいと太いフットもOKですが、逆に細いフットを装着した場合、ちょっと緩い・・って事にもなりますよね!特に融通の利かない硬い素材で作られたフィラーの場合はそれが顕著に出て来ます。
そんな事を考えても、コルクフィラーの柔軟性が、物理的に優れた構造である!と言う事でしょう。。
これはあくまでも物理的に・・と言う事で、硬い素材がダメ!と言う事ではありません。

その辺のフィッティング感は、作る人の技術力って事になるのでしょうが、ウッドフィラーであれ、樹脂フィラーであれ、抜群のフィット感を出しているロッドも数多く存在しているのも事実ですが、コルクで作られた物の方が汎用性は明らかに高ですよね!・・と言う事です。

あとはそれをどう格好良く作っていくか・・って事なんですよね!
性能は勿論ですが、見た目の格好良さも避けて通れない大切なファクターですから。。。

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ジーニアスロッド 秋田ミーティング 開催
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『即出荷可能バンブーロッド販売中』 
Chantez 6' 6" #4
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