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2019-09

新しいフロータントテスト結果報告2

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新しいフロータントの2回目のテストへ行った来ました。
1回目で6種類のサンプルを試した結果、刷毛塗りタイプがダントツだった為、今回はこれ1本に絞ってのテストを行いました。

【驚異的な持続性と耐久性】

結論から言うと、本当にいいフロータントに出会えたと実感した1日でした。
このフロータントの最大の魅力は、浮力の持続性が半端なく長い事です。
浮力の持続性が長いと言う事は、都度都度フロータント処理をしなくてもいいと言う事となるわけで、浮力を失ったフライに、フロータント処理するのは、はっきり言って面倒でした。
その面倒な行為が、極端に少なくなる事は、私にとってとても有難い事でした。
と同時に、使い続けていても一向に浮力が落ちない・・
本当にびっくりでした。

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面倒と言えば、魚が釣れた後のフライの回復処理は、本当に面倒くさいですよね。
それは釣れる魚の数だけある訳ですが、沢山釣れれば嬉しいので、その面倒くささも大目に見られるわけです。

因みに、私の場合を説明しますとね・・

■魚が釣れました。
■フライに付いた魚のヌルを軽く川の水で洗い流します。
■ビショビショになったフライを、アマドゥーなどで水分を取ります。
■さらに十分乾燥させる為、パウダー状のフロータントでシャカシャカします。
■粉まみれになったフライを、フォルスキャストで飛ばします。
■再びフライを手にして、本来のフロータントを塗布します。
■次の狙ったポイントへキャスト&プレゼンテーション。

と、魚が釣れてから実に6項目の作業を経て、釣りが再開されます。
当然、魚が釣れる度に、この行為が繰り返される訳です。

これはどう考えても、1匹釣ってから次のポイントに投げるまでにしなければいけない事が多過ぎて、面倒臭いの一言に尽きますよね・・でもそれをしないと釣りが成立しないから、しょうがない訳です。

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しかし、このフロータントは、釣った後の面倒な6項目が要りません。
つまり、こう言う事です。

■魚が釣れました。
■針を外して川の水でヌルを洗います。
■次の狙ったポイントへキャスト&プレゼンテーション。

これだけで、まだ1匹も釣ってない様な、浮き方でポイントを流れて行きます。
2番目のヌルを洗い流す行為も、ガッツリと飲み込んだ様な時以外、必要ありませんでした。
つまり、こう言う事です。

■魚が釣れました。
■次の狙ったポイントへキャスト&プレゼンテーション。

これだけで、釣りが再開致します。

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昨日は台風10号の影響後で、川は最高の水位とコンディションで、結構釣れました。
1つのポイントで立て続けに釣れる事もあって、何匹までケア無しに浮力が持続するかも検証出来ました。

結果的に3匹まではケア無しに釣り続ける事ができました。
しかし、4匹目までに少々時間が掛かり、途中浮力が微妙に落ちて来た(落ちたと言うより、ティペットに引っ張られた時に耐えきれなくなって来た)ので、その時点で再フロータント致しました。
すると、完全にフライはリセットされ、長時間浮力を保ってくれました。
この耐久性には正直驚きました。

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【フライ以外にも効果絶大】

粘度の高いこのフロータントは、刷毛塗り、もしくは点眼容器で1滴・・と言う使い方が好ましいと考えています。
サンプルは、刷毛塗りですので、この刷毛を使ったフライへの塗布の仕方をご説明いたします。

まず、刷毛に付いた余分な液剤を瓶の口で簡単にぬぐい取ります。
そして、ハックルに軽く塗ります。この時ハックルだけに塗るのがいい様です。(色々試した結果)
続いて、指先でハックル全体にフロータントを馴染ませます。その時にウイングやボディーにも馴染ませます。
肝心なのは、決して多く付け過ぎ無い事です。多く付けるのは返って逆効果です。
フライ全体にフロータントが馴染んだら、続いてティペット・リーダー・ライン先端約1mほどに指先で塗ります。

この一連の作業が完了したら、ゲームスタートです。

このフロータントの素晴らしいのは、フライだけが耐久性と持続性がある訳ではありません。
ついでに塗った、リーダーやティペットもフライ同様、持続性がある為浮き続けます。
市販のグリースは塗った間なしは良いんだけど、その効果はすぐに無くなるものが多かったんですが、これは違いました。
フライに塗るフロータントもリーダーに塗るフロータントも同じ物で良い訳ですので、フライに塗る時の序でにリーダーにも塗ると言う事で、正に一石二鳥です。
余談ですが、ちょっとした事ですが、フライとリーダーに塗るものが別々だと、これも正直面倒臭かった。。
この件もこのフロータントで解消です。

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フライやリーダーが沈む原因は、表面張力が破られるから・・・
勿論、ドラッグによるものもありますが、それは技術不足が手伝っての事ですので、個人差はありますが、フライが沈む理由にはなりますが、原因ではありませんので、触れません。

巻きたての新しいフライをコップに浮かべた場合、暫くは浮いてますが、次第に沈んで行きますよね。
これは、マテリアルが水を少しづつ吸い込み、その重さに耐え切れず沈む訳です。
では、吸水率を0%近くにした場合、水を吸い込ま無い訳ですので、沈む事はありません。
このフロータントは、それに近い効果がある為、1日のドライフライフィッシングが本当に快適です。

リーダーやティペットに塗ったフロータントもその耐久性により撥水効果と言うコーティングが剥がれ難く、頃合いを見て再フロータントする事で、1日中吸水する事無く釣りが出来たしまうのです。
小まめにリーダー等のフロータントを塗って釣りの出来る方は別として、私の様なズボラなフライマンは、その面倒臭さからサボってしまう事常でした。その結果、使うに連れナイロンはどんどん水を吸い、気が付けば後の祭り状態。
と・・今までの話。

40年以上フライをして来て、フロータントひとつで、こんなにドライフライが楽で楽しいものと、改めて気付かされました。

今シーズンはもう少しテストをくる返すつもりですが、実質の販売は来年からとなりそうです。
現在、弊社が開発からテストを繰り返している関係で、ジーニアスオリジナルと銘打って販売というのが一般的だと思います。しかし、このフロータントは、本当に優れたものなので(現在のテスト結果)出来るだけ多くの方に使って頂きたいと思っております。
なので、暫くの間は、ノーブランド(無印フロータント)として販売いたします。
そして、10mlの販売単価を設定し、量り売り販売とさせて頂こうと思っています。
代表者が纏めて購入し、仲間で分けて頂く事も可能です。
また、業販も検討していますので、その時は卸価格設定も致します。

何はともあれ、もう少しこのフロータントの長所を感じる事がで出来るかもしれませんので、テストしてみる事とします。
ラインクリーナーとしても優れていたので、次回はその話を少々。。。

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上の写真は3匹目のアマゴを釣った後の状態です。

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息を強くひと吹きした状態がこれ!
このままフォルスキャストをして、ポイントにプレゼンテーションしましたが、浮力に変わりありませんでした。

新しいフロータント

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この度ジーニアスロッド メーカーでは、新しいフロータントを販売しようと考え、現在その開発とテストを行っております。

数週間前、ある人から連絡が入った。
「新藤さん、フロータントに使えそうな物があるんだけど」
「テストして良かったら、ジーニアスオリジナルブランドでリリースすれば良いんじゃない」

と、この様な有り難いお話を頂いたのです。
それならばと早々その話に乗らせて頂く事に。。。。

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(写真はテスト風景の1ショットで、3種類のミストと刷毛を試した時の1シーンです)

という事で、サンプルを送って頂きました。
其々に粘度が違う6種類の液剤(ここではそう表現します)で、その内5種類はミストタイプ。
そして1種類は刷毛付きの容器に入れた塗るタイプの物です。
刷毛付きの理由は、粘度が高過ぎてミスト出来ないからだそうです。

それを持って、早々テストしてまいりました。

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見慣れたフィールドも夏休みは別世界です。
下流域では、子供達が大勢水遊びを楽しんでいます。
普段なら僕のフライをナチュラルドリフトするところを、この時期は小さな子供達がナチュラルドリフトしています。
そんな光景を横目に更に上流を目指し、目的地に到着したのは午後4時。
まずチョイスしたフライは、新藤流イエローサリー。サイズは#12でナチュラルカラーのコンドルクイルをボディーとして巻いたもの。それを4Xティペットに結びました。

さて、ここからが本番です。
まず、刷毛塗りタイプのフロータントを試す事に。

少量のフロータントをハックルに塗布し、その後指先でフライ全体になじむ様塗って行きます。
指先に着いたフロータントは、ついでにティペットにも塗りました。
少し粘度がある為、塗った間なしはハックルも濡れ髪の様にくっ付いてますが、フォルスキャストをいつもより少し多めに行う事で、余分な油分が取れるのか、全くサラサラの状態に戻りました。
指に付いたフロータントも、サラサラしてて、特に違和感なくグリップできました。

そしてテストフロータント施したフライを小さなポイントの肩の部分を狙って第1投目キャストです。
フライの浮きは十分です。高く浮く為視認性も抜群でしたし、パウダーの様に色も変わらず、本来のフライの姿のまま使えるのもいい感じです。
1回目、出ない・・・ 2回目、同じコースを流します。
するとそのフライが、落ち込みに吸い込まれかけたとき、アマゴがそのフライを捉えました。

丁度8寸程の綺麗なアマゴでした。
余りの綺麗さに少し見惚れながら写真を撮ってリリース。

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と、此処まではよくあるシーン・・ですが、此処からが今回のフロータントの凄さの始まりでした。

外したフック(フライ)をあえてケアせずに、フォルスキャストで水分を飛ばす程度で、次のポイントへ投げてみた。
すると、今までの出来事がまるで無かったかの様に、ポッカリと浮いているではないか!
今まで使ったフロータントでこの様に釣った後でも効果が持続する物はあった。
しかし、これほどまでの浮き方をするフロータントは、長いフライ人生の中でも初めてでした。

立て続けに釣れれば、何匹まで浮力が持続するのかを試せたのですが、残念がら2匹目まで相当時間が掛った為、その実験は叶いませんでした。ただ、1匹目を釣ってから、再フロータントをせずに、相当なポイントを釣り続ける事が出来ました。
これには、もうビックリです。
正確にはどれくらいキャストをしたか覚えてはいませんが、時間にして優に30分以上再フロータント無しで、全く浮力の衰えを感じませんでした。

正直、なんじゃこのフロータント!と何度も何度も連呼してしまうほど、沈まない。。
これは凄い!


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そして、もう一つ驚いたのはティペットも同様に沈まない事です。
これは非常に有り難い事で、常用するフライパターンを使うには、太いティペットが不可欠です。
太いティペットは、水流の抵抗もあるため、非常に沈みやすいものです。それを回避する為、ティペットにペースト状のフロータントを塗るのですが、その効果と言えば、ほんのつかの間です。
面倒だからと、フロータントをサボると、どんどん沈みは加速し、釣りにならない事も・・
そうなると、一度水を吸ったナイロンティペットにいくらグリースを塗っても後の祭りです。

ところが・・
今回のテストしているフロータントは、フライ同様沈みませんし、その時間も持続いたします。
ティペットが沈まない事で、フライにドラッグも掛かり難くなり、たとえドラッグが掛かって沈んでしまったフライをピックアップするにも、全く抵抗を感じる事なくピックアップできました。

そして1匹目を釣って約1時間後、7寸弱のアマゴが浅い瀬でヒットしました。
この魚は、正に夏アマゴというに相応しいコンディションで、俗に言う脂が乗っている!焼いて食べるとこの上なく美味い事間違い無しのアマゴでした。
左手でそっと魚を掴んで、針を外そうとするが、あまりの脂の乗り方に手がヌルヌルと滑る始末。
その為、ちょっとフライを外すのに手こずりましたが、なんとか魚にダメージを与える事なくリリース出来ました。
フライを外すのに、グリグリとフライを摘んでやってましたので、その後のフライはちょっと変形すらしておりました。
脂がべったりと付いたフライを今度は水で軽く洗い流した後、やはりケアする事なく次のポイントに投じて見ました。
すると・・やはり浮いてます。。
1回目の魚の時ほどぽっかりとは行かなかったが、間違いなく浮力は持続しています。
その後も3〜4つのポイントは釣り続けられました。
もちろん、そのフライを再度フロータントし直す事で、完全復活です。
これで、約30分以上ケアしなくても、釣り続けられます。。

この日は、刷毛塗りタイプ以外のサンプルもテストしましたが、刷毛に勝る物はありませんでした。
ミストタイプも中々浮力の強いものもあったのですが、手に付いた液剤が妙にベタベタして、それはちょっと不快感さえ覚えましたので、ミストタイプは今回全てNGです。

しかし、刷毛塗りタイプはすごかった。
まだテスト第1段階で決めてしまうにはあまりにも危険かも知れませんが、浮力もさることながら、その効果が驚異的に長持ちする。そしてティペットまでもフライ同様長時間長持ちする事実は、本当に驚きでした。
ひょっとしたら、フライ界に革命を起こせるのではないかとも・・と思える程すぐれものでした。

今シーズンも残り僅かですが、今年一杯テストを重ね、出来れば来年の春には皆さんに使って頂けるよう、進めて行こうと思います。

このフロータントを使った方全ての方は、その効果に驚かれると思います。

次回は9月に今年最後の鳥取釣行が決定しています。
イワナが入れ食いの季節でもありますので、フロータント1回で何匹の魚まで浮力が持続するか?など、本来のフロータントでは有り得ないテストを行ってこようと思います。

結果はまた改めて、このブログで・・・
取り分けテスト第1段階は大成功でした。

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