メリーが最高の相棒になった日

8/2、長野県渓流
自宅を出て三週間が経とうとしていた。
秋田ミーティングを終え、念願の東北を巡る旅も終わりに近づきつつあった。
旅は此れまでに見たことのない景色と経験と与えてくれたが、
釣りだけは雨に祟られ、釣果はパッとしないものだった。
長野県を走行中、丁度夕方頃でもあったので周辺の川を覗こうと思い立つ。
信州は何度か訪れたことがあったが、ここも来る度に増水に遭遇しまともに釣果を得たことはなかった。
過度な期待はせずに現地到着。
ところが川を見ると低水位で、「もしかしてベストコンディションじゃね。」と急遽釣りをすることに。

川原が広いこと、ウェットへの切替えも考慮し、メリーを選択する。
ジャシッド#10を結び釣り始めるが、思いのほか魚の反応は無い。
平日にも関わらず川原には鮮明な足跡が多く無駄骨だったかと思いつつ、ミーティングで習ったことも織り交ぜながら釣り上がる。
何の変哲も無い、良くある落ち込みに差し掛かる。
右側に太い流れが落ち込み、石も沈んでおり、水深もありそう。
先ず手前の緩流帯にフライを浮かべるが、反応は無い。
左からの細い流れが主流に合流する筋に流すも同じく無反応。
もう一度同じコースを流し、主流の白泡沿いにフライが中程まで流れた頃、
水底からフワッと浮上した魚が躊躇せずフライを咥えてくれた。

沈んでいく魚の背中を見つつ合せると、ズシッとした重みが伝わる。
よく引くので一段下流の浅場に誘導したが、すんなりネットに収まってくれない。
沖へ走ろうとする魚をいなし、漸くネットインしたのはイワナだった。
手尺で計り26〜27cmくらいかなと思い、写真を撮ってリリース。
気を良くして釣り続けるも、その後も反応は薄く、結局この一匹で竿を仕舞った。
長くフライフィッシングを続け、時々大物や珍しい魚も釣ってきたが、イワナだけは縁遠かった。
今回の旅で「アワヨクバ尺」と思っていたが、結局叶わなかったなと思いつつ帰路に着いた。
が、帰宅後に写真を見ながらアレッとなった。
ネットを持ち出し写真と見比べながらメジャーを当てる。
結果、30cmあったのです。
メリー、釣運に恵まれた竿が出来た瞬間でした。
徳島県在住 梅田大輔
3Pバンブー 全ラインアップ完成

遂にやった!
出来上がった。。。!
一番苦労した 7' 5" #4 が遂に出来上がった。。。。!

料理で言えば、今までも十分美味いのだが、さらにコクと旨味が加わったような・・
何だか、興奮してよく分かんない表現ですね。
兎に角、早く皆さんに見てもらい、振ってもらいたい。
軽快でシャープでキレキレ!なアクション。
それなのに突っ張り過ぎない最高のロード感!
気持ち良いとは、正にこのこと。
嬉しい。。。
本当に嬉しい。。。
最高のものが作れた。。。。
ジーニアスロッドがペゾンを追求し始めた15年前、試行錯誤の結果、漸くできた時の喜びより嬉しくて感動してます。
販売価格やコスメ、そしてオプションパーツ等 早く決定して販売発表するとしよう。
お待ち頂いてる方々、もう少しお待ちください。。
あまりの興奮に今晩 寝れないかも・・・・
続々決定

ジーニアスバンブー 3ピースモデル
続々とアクションが決定しています。
3回のトライ&エラーの末、漸く決定したのは、8’2”#5
このロッドは、小中規模渓流のドライフライ&ウエットフライに適してアクションに仕上げました。
8'3" 3Pにもかかわらず、非常に軽く1日中振っていても疲れません。
小渓流でテンポよく釣っていく様なドライフライフィッシングには向きませんが、比較的大きなフライを遠くから静かに釣るには打って付けです。
しなやかでありながら底力のあるアクションは、WF5Fをいとも簡単にすべて投げることができます。
先日アクションが決定した8'5" #5/6の気持ち良さに負けず劣らず、良いアクションに仕上がってます。
アクションが決定しましたので、販売価格等リリースに向けて準備いたします。
これで、3P 4モデル中3モデルが決定しました。
あとは、7’5”#4ですが、4回目のテーパー変更をし、今ブランクの接着剤乾燥中です。
今月末にフェルールが到着しますので、それが着いたら速攻で仕上げてまたテストです。
新しい3ピースモデルは、どれも自信作です。
特に私自身、ずっとずっと秘めていたバンブーロッドとは?を漸く具現化できました。
その思いはいずれまた、このブログで綴って見たいと思います。。
3P Model Coming Soon

出来上がってはテスト・・・
気に入らない部分を改善し、またテスト・・・
そんなことを繰り返し早2年。
ようやく納得のいくアクションが出来上がりそう。。
これらすべてが、上手く行けば一気に4アイティムの誕生です。
◾️7' 2" #4 これは既に完成してますが、正式に発売はこれから。
今や私自身の渓流ドライフライロッドで最もお気に入りのアクションとなっています。
◾️7' 5" #4or#4/5 今年一番テストを繰り返したモデルで、ようやく納得のいくアクションが出せました。
しかし、まだ決定はしません。もう少し色々試してから発売を決定いたします。
◾️8' 2" #5 中小渓流のドライ30% ウエットフライ70%ロッド。
まだ、テスト第1段階で、自分的にはかなり期待をしている1本。
◾️8' 5" #5/6 中小渓流のウエットロッド。
今までのジーニアスパラボリックウエットロッドを超えるフィーリングで、3PでありながらSkuesやSummerDragonよりも軽快。 このロッドを振って気に入らない人は居ないのでは!と思う自信作が出来上がりました。
と・・こんなところで、続々誕生させる予定。
11月の丹沢イベントでは、すべてのモデルを試投頂けますのでお楽しみに。。
また、この3Pを心待ちに待って頂いている皆様、今しばらくお待ちください。