ハンドクラフト展 ご来場ありがとうございました。

今年も盛況のうちに無事終了いたしました。
3日間に渡り、大変多くの方にお越し頂き、感謝申し上げます。
ジーニアスブースでも、大勢の方に足を止めて頂きました。
中でもデタッチドグリップシステムは、想像以上に反響があり、販売の時期が待ち遠しいとの声も頂きました。
帰宅後のPCメールでは、すでに数件のお問い合わせを頂いていて、正直びっくりしております。
お客様の期待にお答えすべく、超特急でリリースの準備を進めて行こうと思っておりますが、今しばらくテストをし、完全なる商品であるかどうかを確認した上での発売とさせて頂きます。
今しばらくお待ちください。
その経過等は、このブログで随時アップしていきますので、気になる方は”テェック”の程、宜しくお願い致します。

さて、盛況だったのはデタッチドグリップだけではありません。
今年は私が日頃渓流でパイロットフライとして使用しています、ドライフライのタイイングデモもさせて頂きました。
リクエストされるパターンは100%ワイルドキャナリーでした。。
キャストしているとウイングが”やじろべい”の様になる・・・
複数のハックルがうまく巻けない・・
巻いてはみるものの、使用したことがない・・ets
と、やはり日頃これらのフライを使って釣りたいのだが、どうやって使えば良いのか分からないと言う方が大変多くおられました。
タイイングのコツや実戦での使い方等の説明を加えながらですので、たった1本のフライを巻くのに随分と長丁場であったにも関わらず、多くの方に最後までご覧頂きました。
そして使い方のコツの話では、質問される方もあり、今後に期待出来るのではないこと嬉しく思いました。
この実践攻略については、4月中旬あたりに「丹沢イベント 第15回ジーニアスロッドを楽しむレクチャー」を開催予定です。ここに出席して頂きますと、今回ご紹介したワイルドキャナリーを始めとしたハックルをたっぷり巻いたスタンダードフライの使い方を実践を交えて詳しくご指導いたします。
もちろんその様なフライパターン限定の釣り方では無く、パラシュートやエルクヘヤーカディス等のフライでも大丈夫。
騙されたと思って出席してみてください。
きっとそれまでのフライフィッシングに関する人生観が変わるはずです。。。
詳しくはこの時期を見てこのブログで告知いたしますので”チェック”してください。
第14回の様子は→http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-680.html

今回も沢山の皆様にきて頂き、そしてロッドを見て頂き、タイイングを見て頂き誠にありがとうございました。
タイイングでは、まだまだそれらのフライを使って釣って見たい人達が多くいらっしゃることも実感いたしました。
そしてデタッチドグリップに興味を持って頂きました方々の多くは、新規のお客様であったこと。
ジーニアスロッドのホームページもブログも見たことがないと言う方が、興味を示して頂きました。
ドライフライを愛好するお客様層、スイッチロッドやスペイロッドで湖や河川を楽しむお客様層との二極化がはっきりと別れたことにも、この後のジーニアスロッドとしての方向性を感じたイベントでありました。
もちろん、どちらもブレる事なく、一生懸命発信してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
クラフト展 2018 その3
「クラフト展ネタ 最終回」

クラフト展での出展品のお知らせはこれで最後です。
ちょっとデタッチド・グリップの記事で時間を取り過ぎて、肝心の販売用ロッドの告知が随分と遅れてしまいました。
しかし、ここでしっかりと宣伝させて頂きます。。
今回の即売品は、昨年リリースいたしました『Power-Bow Lyric』3pバンブーシリーズです。
この3Pバンブーは一気に4アイティムリリースいたしましたが、その中でも解禁からすぐに使って頂ける様、渓流用ドライフライロッドを2本ご用意致しました。
モデル名は ”Hunter"と"Mirage"
Hunter(ハンター)は7' 2" Mirage(ミラージュ)は7' 5" 共にラインは4番。
両者とも言わずと知れた、完成度の高いHS/HLキャスティングが可能であるとともに、かつて無い柔軟性を持ち合わせた全く新しいパラボリックアクションです。

日頃私はハックルをしっかりと巻いたドライフライをパイロットフライトして常用しております。
それらのフライで上手にナチュラルドリフトさせる為には、プレゼンテーションループを出来るだけ高い位置から水面に向かって鋭角に発射した方が、そうで無いものより、明らかにナチュラルで流れる距離あるいは時間が違います。
さらに理想を言えば、鋭角に発射したループのベリー部は、腹の膨らんだ状態では無く、”ピン”と張った状態が望ましい。
この辺りの詳しい説明は、クラフト展当日 タイイングデモをご覧頂きながら聴いて頂けると、より一層ご理解が得られると思います。
これらのループを作るには、どうしてもティップの強いアクションでないと上手くいきません。
簡単に言うと、ティップの強いロッドを使う事で、理想のループが簡単に作れてしまう・・と言う事です。
今までのジーニアスロッドは、そのループに特化するがあまり、ティップの柔軟性を何処かで犠牲にしてきました。
とは言うもののキャスティング養成ロッドを作ってきた訳では無いので、釣竿としての性能を一番に考えた上でのアクション作りであった事は言うまでもありませんが、その境目が、どちらかと言えばキャスティングの方にありました。

今回の3Pモデルは、既存の2Pモデル(Power-Bow)に比べて、幾分ティップの柔軟性をプラスしての設計としています。
3P構造で優れたアクション(パラボリック)を作るには、2Pでやっていた概念を根本から変えないと完成しませんでした。
特にティップのテーパーには苦労いたしました。
と言うのは、2Pの時の様なテーパー構造では、たとえ7フィートそこそこの長さでも持ち重り感が出てしまい、1日中釣りに使うにはちょっと問題があり過ぎました。
そこでティップの強さをギリギリまで落として作ってみたところ、驚くほど軽く感じるロッドに生まれ変わりました。
ティップが軽くシャープになったお陰で、セカンドセクションやバットセクションも今まで以上に贅肉を落とせる事となり、結果的に非常に軽くシャープでありながら、しっかりと伝統的パラボリックアクションを継承する事に成功いたしました。
見事なまでに完成したHS/HLキャスティングを約束してくれる一方で、硬過ぎないティップは、極めて近距離のアプローチもスムーズかつ滑らかにこなしてくれる、最高のアクションです。

3Pはとかく重たい意識が拭い取れませんが、全く持ち重り感がなく、むしろ今までの2Pモデルより軽いんじゃ無いかと思うくらいバランス良く出来上がっています。
今回の3Pモデルは、どれも皆自信作です。
どうぞ手に取って、そのポテンシャルをお確かめください。
即売品ではございませんが、Undine(アンディーン) 8' 2" #5 とCharmant(シャルマン)8' 5" #5/6のデモロッドは持参いたしますので、興味のある方はご覧ください。
クラフト展販売価格
◼️Power-Bow Lyric "Hunter"(ハンター) 7' 2" #4 3P
¥199,000(税込)(フルオプション仕様)
◼️Power-Bow Lyric "Mirage"(ミラージュ)7' 5" #4 3P
¥202,000(税込)(フルオプション仕様)
3Pバンブー情報は→http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-673.html
当日はSIR-GREENグラファイトのデモロッドも持参いたします。
テーブルスペースの関係上展示はいたしませんが、手に取ってご覧いただけますので、お気軽にお声がけください。
SIR-GREEN情報は→http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-category-55.html

皆様のご来場 心よりお待ちしております。

クラフト展での出展品のお知らせはこれで最後です。
ちょっとデタッチド・グリップの記事で時間を取り過ぎて、肝心の販売用ロッドの告知が随分と遅れてしまいました。
しかし、ここでしっかりと宣伝させて頂きます。。
今回の即売品は、昨年リリースいたしました『Power-Bow Lyric』3pバンブーシリーズです。
この3Pバンブーは一気に4アイティムリリースいたしましたが、その中でも解禁からすぐに使って頂ける様、渓流用ドライフライロッドを2本ご用意致しました。
モデル名は ”Hunter"と"Mirage"
Hunter(ハンター)は7' 2" Mirage(ミラージュ)は7' 5" 共にラインは4番。
両者とも言わずと知れた、完成度の高いHS/HLキャスティングが可能であるとともに、かつて無い柔軟性を持ち合わせた全く新しいパラボリックアクションです。

日頃私はハックルをしっかりと巻いたドライフライをパイロットフライトして常用しております。
それらのフライで上手にナチュラルドリフトさせる為には、プレゼンテーションループを出来るだけ高い位置から水面に向かって鋭角に発射した方が、そうで無いものより、明らかにナチュラルで流れる距離あるいは時間が違います。
さらに理想を言えば、鋭角に発射したループのベリー部は、腹の膨らんだ状態では無く、”ピン”と張った状態が望ましい。
この辺りの詳しい説明は、クラフト展当日 タイイングデモをご覧頂きながら聴いて頂けると、より一層ご理解が得られると思います。
これらのループを作るには、どうしてもティップの強いアクションでないと上手くいきません。
簡単に言うと、ティップの強いロッドを使う事で、理想のループが簡単に作れてしまう・・と言う事です。
今までのジーニアスロッドは、そのループに特化するがあまり、ティップの柔軟性を何処かで犠牲にしてきました。
とは言うもののキャスティング養成ロッドを作ってきた訳では無いので、釣竿としての性能を一番に考えた上でのアクション作りであった事は言うまでもありませんが、その境目が、どちらかと言えばキャスティングの方にありました。

今回の3Pモデルは、既存の2Pモデル(Power-Bow)に比べて、幾分ティップの柔軟性をプラスしての設計としています。
3P構造で優れたアクション(パラボリック)を作るには、2Pでやっていた概念を根本から変えないと完成しませんでした。
特にティップのテーパーには苦労いたしました。
と言うのは、2Pの時の様なテーパー構造では、たとえ7フィートそこそこの長さでも持ち重り感が出てしまい、1日中釣りに使うにはちょっと問題があり過ぎました。
そこでティップの強さをギリギリまで落として作ってみたところ、驚くほど軽く感じるロッドに生まれ変わりました。
ティップが軽くシャープになったお陰で、セカンドセクションやバットセクションも今まで以上に贅肉を落とせる事となり、結果的に非常に軽くシャープでありながら、しっかりと伝統的パラボリックアクションを継承する事に成功いたしました。
見事なまでに完成したHS/HLキャスティングを約束してくれる一方で、硬過ぎないティップは、極めて近距離のアプローチもスムーズかつ滑らかにこなしてくれる、最高のアクションです。

3Pはとかく重たい意識が拭い取れませんが、全く持ち重り感がなく、むしろ今までの2Pモデルより軽いんじゃ無いかと思うくらいバランス良く出来上がっています。
今回の3Pモデルは、どれも皆自信作です。
どうぞ手に取って、そのポテンシャルをお確かめください。
即売品ではございませんが、Undine(アンディーン) 8' 2" #5 とCharmant(シャルマン)8' 5" #5/6のデモロッドは持参いたしますので、興味のある方はご覧ください。
クラフト展販売価格
◼️Power-Bow Lyric "Hunter"(ハンター) 7' 2" #4 3P
¥199,000(税込)(フルオプション仕様)
◼️Power-Bow Lyric "Mirage"(ミラージュ)7' 5" #4 3P
¥202,000(税込)(フルオプション仕様)
3Pバンブー情報は→http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-673.html
当日はSIR-GREENグラファイトのデモロッドも持参いたします。
テーブルスペースの関係上展示はいたしませんが、手に取ってご覧いただけますので、お気軽にお声がけください。
SIR-GREEN情報は→http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-category-55.html

皆様のご来場 心よりお待ちしております。
クラフト展 2018 その2の2
「クラフト展ネタ その2の2」

またまたデタッチド・グリップのお話です。
クラフト展では、2本の異なるデザインのグリップをご覧頂けます。
グリップ下に写ってますグラファイトは、弊社Sir-GreenのHandsomeBoy G-7, ARSTA, RYDEENのシングルハンド3Pモデルをそのまま使用しています。
そのブランクのバットエンドにコレットを接着し、そこへご覧のグリップが接続できるように致しました。
当初は、ちょっとした遊び心で試してみたのですが、個々にスカンジナビアンヘッド等が、ご機嫌にマッチすることから、本格的にスイッチロッドとして立ち上げる事と致した次第てあります。。
オーバーヘッドキャスト用のシングルハンドですが、ハイスピード・ハイラインを可能にしたアクションは、ティップの強さもスペイラインを投げるに十分な強さを有しておりました。
グリップがおおよそ1フィート4インチで、グリップエンドまでのロッド長は、HandsomeBoy G-7が11フィート 丁度で#7指定の400~440gr(25g前後)。
ARSTAが10フィート4インチ #6指定で350~380(23g前後)そしてRYDEENは10フィートで#5指定の320~330gr(20g前後)とどれも9m前後のスカンジナビアンシューティングヘッドとのマッティングはぴったりです。
このロッド達は、Vertigo-Shadowシリーズとして、新たにリリース予定ですが、もう少しだけテストを繰り返そうかと思っております。

先日からお伝えしています、デタッチド・グリップ・システムのバンブーロッド。
このロッドも今後は、グラファイトとの汎用性を持たせるため、コレット形式で脱着することにいたします。
グリップ1本あれば、あとはシャフトを買い足していただくだけ・・
その日の気分や、フィールド状況で、シャフトを着せ替えていただけます。
勿論、気に入ったシャフト1本で、デザインの異なるグリップを着せ替えて・・
お気に入りのリールには、この形状のグリップを・・
なんて遊び心で色々楽しんでいただけるでしょう。
そのためには、グリップデザインも、基本形を2タイプ。
あとは、お客様のお好みでカスタマイズ・・なんてこともありです!

色々とユニークなロッドですが、システムが良かっても肝心のアクションがダメでは、元も子もありません。
クラフト展では、実際にグリップを接続してアクションをご確認ください。
グリップ合成も完璧で、不安要素は一切ありませんので、その辺りもテェックして見て下さい。
どのロッドも今すぐフィールドへ出掛けたく成る様な、素晴らしいアクションを有しておりますので、クラフト展当日は是非楽しみにお越しください。

またまたデタッチド・グリップのお話です。
クラフト展では、2本の異なるデザインのグリップをご覧頂けます。
グリップ下に写ってますグラファイトは、弊社Sir-GreenのHandsomeBoy G-7, ARSTA, RYDEENのシングルハンド3Pモデルをそのまま使用しています。
そのブランクのバットエンドにコレットを接着し、そこへご覧のグリップが接続できるように致しました。
当初は、ちょっとした遊び心で試してみたのですが、個々にスカンジナビアンヘッド等が、ご機嫌にマッチすることから、本格的にスイッチロッドとして立ち上げる事と致した次第てあります。。
オーバーヘッドキャスト用のシングルハンドですが、ハイスピード・ハイラインを可能にしたアクションは、ティップの強さもスペイラインを投げるに十分な強さを有しておりました。
グリップがおおよそ1フィート4インチで、グリップエンドまでのロッド長は、HandsomeBoy G-7が11フィート 丁度で#7指定の400~440gr(25g前後)。
ARSTAが10フィート4インチ #6指定で350~380(23g前後)そしてRYDEENは10フィートで#5指定の320~330gr(20g前後)とどれも9m前後のスカンジナビアンシューティングヘッドとのマッティングはぴったりです。
このロッド達は、Vertigo-Shadowシリーズとして、新たにリリース予定ですが、もう少しだけテストを繰り返そうかと思っております。

先日からお伝えしています、デタッチド・グリップ・システムのバンブーロッド。
このロッドも今後は、グラファイトとの汎用性を持たせるため、コレット形式で脱着することにいたします。
グリップ1本あれば、あとはシャフトを買い足していただくだけ・・
その日の気分や、フィールド状況で、シャフトを着せ替えていただけます。
勿論、気に入ったシャフト1本で、デザインの異なるグリップを着せ替えて・・
お気に入りのリールには、この形状のグリップを・・
なんて遊び心で色々楽しんでいただけるでしょう。
そのためには、グリップデザインも、基本形を2タイプ。
あとは、お客様のお好みでカスタマイズ・・なんてこともありです!

色々とユニークなロッドですが、システムが良かっても肝心のアクションがダメでは、元も子もありません。
クラフト展では、実際にグリップを接続してアクションをご確認ください。
グリップ合成も完璧で、不安要素は一切ありませんので、その辺りもテェックして見て下さい。
どのロッドも今すぐフィールドへ出掛けたく成る様な、素晴らしいアクションを有しておりますので、クラフト展当日は是非楽しみにお越しください。
クラフト展 2018 その2
「クラフト展ネタ その2」

以前このブログで、グリップが脱着式のバンブーロッドをご紹介しました。
その節、詳細は改めて・・・という事で、実に中途半端な記事になってましたが、とうとう出来上がりました。
スペックは9’2” スイッチロッドで、当初20g前後のラインが丁度良いと思ってましたが、23g前後340gr〜350grと当初の予想よりも1つ重たいラインがベストマッチいたしました。
スペイラインとしての番手表示をするならば、5/6番といったところでしょうか、小さな本流と言いますか、中規模な渓流上流部と言いますか、日頃6番前後でウエットフライをしている様なフィールドに丁度良いロッドになりました。

このロッドの特徴は、何と言ってもグリップが脱着式であるという事です。
このシステムは、グリップと本体を接続するフェルールを汎用出来れば、短く軽いスペックや逆にもう少し長く重たいラインが投げられるスペックのロッドを着せ替えられると言う、大変ユニークな発想から形にしてみました。

しかし、バンブーロッドに使われる金属フェルールでは、太さの違うブランクを同じサイズのフェルールで使用するのは少々無理が生じます。だからと言って、そのブランクに合うフェルールを1から作っていたのでは、時間と経費が掛かり過ぎました。。。
何か良い方法はないかと、閃いたのがバスロッドに採用されているコレットタイプのグリップ脱着方法です。
バス釣りに馴染みのない人は、何の事かさっぱり?と思いますが、バスロッド(ベイトロッド)では昔からグリップが脱着できるシステムが採用されていて、その性能と言いますか、システムと強度は実証済みです。

一つ問題は、バスロッドは長くても6フィートそこそこ。
フライロッドを採用した場合、少なくとも8フィート以上のブランクを支えなければいけないこととなるので、強度的に大丈夫なのか?
でもこれが上手く行けば、グリップは1本で、色々なフィールドやそのシュチエーションに対応するロッドを着せ替えることができる・・
案ずるより・・・・
強度計算をしながらバスロッドで採用されているコレットを試作してみました。
上の写真 下のロッドがそれです。
グリップ先端の金属部がネジ式になっていて、ブランクに接着されている丸く太い金具を、グリップ先端に突っ込みます。
そして、グリップ先端の金属ネジを回して硬くなるまで締め込みます。
するとブランクはしっかりと固定され、抜けることはおろか、回ることもなくしっかりとロックされるのです。

写真はまだプロトモデルです。
このシステムを完成させてから、毎日のようにラインを通して投げてテストをしていますが、現在のところ特に問題になるトラブルはありません。
もうしばらくテストをして、強度的に大丈夫と確信した段階で商品化をと思っております。
写真のバンブーは、このシステムを考える少し前に出来上がったものですので、通常の金属フェルールがついていますが、バンブーもこのコレット方式にすれば、その日の気分でバンブーを使ったりグラファイトを使ったりと色々楽しめます。
とりあえずテスト第1段階としては、まずまずの成功です。
このロッドは、皆さんにも触って頂き、意見をお聞きしたいこともあり、クラフト展へ持参いたします。
バスロッドの世界では当たり前のシステムでも、フライロッドの世界では、大変ユニークなこのシステム。
私はこれを「DETACHED GRIP SYSTEM」デタッチドグリップシステムと名付け、バーティゴシャドーシリーズとして
再出発させようと思ってます。。

以前このブログで、グリップが脱着式のバンブーロッドをご紹介しました。
その節、詳細は改めて・・・という事で、実に中途半端な記事になってましたが、とうとう出来上がりました。
スペックは9’2” スイッチロッドで、当初20g前後のラインが丁度良いと思ってましたが、23g前後340gr〜350grと当初の予想よりも1つ重たいラインがベストマッチいたしました。
スペイラインとしての番手表示をするならば、5/6番といったところでしょうか、小さな本流と言いますか、中規模な渓流上流部と言いますか、日頃6番前後でウエットフライをしている様なフィールドに丁度良いロッドになりました。

このロッドの特徴は、何と言ってもグリップが脱着式であるという事です。
このシステムは、グリップと本体を接続するフェルールを汎用出来れば、短く軽いスペックや逆にもう少し長く重たいラインが投げられるスペックのロッドを着せ替えられると言う、大変ユニークな発想から形にしてみました。

しかし、バンブーロッドに使われる金属フェルールでは、太さの違うブランクを同じサイズのフェルールで使用するのは少々無理が生じます。だからと言って、そのブランクに合うフェルールを1から作っていたのでは、時間と経費が掛かり過ぎました。。。
何か良い方法はないかと、閃いたのがバスロッドに採用されているコレットタイプのグリップ脱着方法です。
バス釣りに馴染みのない人は、何の事かさっぱり?と思いますが、バスロッド(ベイトロッド)では昔からグリップが脱着できるシステムが採用されていて、その性能と言いますか、システムと強度は実証済みです。

一つ問題は、バスロッドは長くても6フィートそこそこ。
フライロッドを採用した場合、少なくとも8フィート以上のブランクを支えなければいけないこととなるので、強度的に大丈夫なのか?
でもこれが上手く行けば、グリップは1本で、色々なフィールドやそのシュチエーションに対応するロッドを着せ替えることができる・・
案ずるより・・・・
強度計算をしながらバスロッドで採用されているコレットを試作してみました。
上の写真 下のロッドがそれです。
グリップ先端の金属部がネジ式になっていて、ブランクに接着されている丸く太い金具を、グリップ先端に突っ込みます。
そして、グリップ先端の金属ネジを回して硬くなるまで締め込みます。
するとブランクはしっかりと固定され、抜けることはおろか、回ることもなくしっかりとロックされるのです。

写真はまだプロトモデルです。
このシステムを完成させてから、毎日のようにラインを通して投げてテストをしていますが、現在のところ特に問題になるトラブルはありません。
もうしばらくテストをして、強度的に大丈夫と確信した段階で商品化をと思っております。
写真のバンブーは、このシステムを考える少し前に出来上がったものですので、通常の金属フェルールがついていますが、バンブーもこのコレット方式にすれば、その日の気分でバンブーを使ったりグラファイトを使ったりと色々楽しめます。
とりあえずテスト第1段階としては、まずまずの成功です。
このロッドは、皆さんにも触って頂き、意見をお聞きしたいこともあり、クラフト展へ持参いたします。
バスロッドの世界では当たり前のシステムでも、フライロッドの世界では、大変ユニークなこのシステム。
私はこれを「DETACHED GRIP SYSTEM」デタッチドグリップシステムと名付け、バーティゴシャドーシリーズとして
再出発させようと思ってます。。
クラフト展 2018 その1
「クラフト展ネタ その1」
来たる2月23日・24日・25日の三日間
毎年恒例のつるやハンドクラフト展が開催されます。

今年のジーニアスブースは、販売用のバンブーロッドは勿論、ちょっとユニークなバンブーやグラファイトロッドを展示する一方で、ワイルドキャナリーやジャシッドといった、日頃私がパイロットフライとして使っているパターンのタイイングデモを行おうと思っております。
1月22に発売のFly Rodddersにもフライボックスの中身のご紹介と、ワイルドキャナリー・ジャシッド・イエローサリー・ファイブハックルの4パターンのタイイングを紹介して頂きました。

多くの方が、これらのフライに憧れを持っておられるとよく耳にいたします。
何故憧れかと言うと、キャストするだけでクルクル回って釣りにならない・・
長いティペッを使えない・・・!
など、細く長いティペットを常用されている方にとっては、厄介なパターンであることは間違い無いのですが、そんなことを抜きに兎に角”格好良いフライ”であるから、一度はこんなフライで釣ってみたい・・
そう思う方は少なく無いんですよね。。

私が常にドライフライに対して思っている事は
『良く浮き、良く見え、壊れない』
これが第1条件です。
そして・・・
『格好いい』
さらに・・
『良く釣れる』・・・と言う事です!
これらの条件を全て満たしてくれているのが、今回フライロッダーズでご紹介したパターンです。

23日〜25日の3日間、ジーニアスブースにてそのフライ達の作り方をご披露いたします。
ただ、タイイングで出展する訳ではありませんので、常にブースで行なっている訳ではなく、リクエストがあればデモンストレーションいたします。
興味のある方は、遠慮なく「タイイング見せて!」とお声がけください。
ハックルを4枚巻くコツや、ウイングの選別方法等・・裏技も紹介
そして・・一番肝心な どうやってこのフライで上手に釣るのか?
リーダーシステムやプレゼンテーションのちょっとしたコツが分かれば、すぐに実戦で使っていただけます。
その辺りも分かり易くご説明いたします。。
憧れだったフライが実際にヤマメやイワナの口元に飾られる日は近い・・・のでは!
当日は是非ジーニアスブースへお立ち寄りください。
心より皆様のご来場お待ちしております。
来たる2月23日・24日・25日の三日間
毎年恒例のつるやハンドクラフト展が開催されます。

今年のジーニアスブースは、販売用のバンブーロッドは勿論、ちょっとユニークなバンブーやグラファイトロッドを展示する一方で、ワイルドキャナリーやジャシッドといった、日頃私がパイロットフライとして使っているパターンのタイイングデモを行おうと思っております。
1月22に発売のFly Rodddersにもフライボックスの中身のご紹介と、ワイルドキャナリー・ジャシッド・イエローサリー・ファイブハックルの4パターンのタイイングを紹介して頂きました。

多くの方が、これらのフライに憧れを持っておられるとよく耳にいたします。
何故憧れかと言うと、キャストするだけでクルクル回って釣りにならない・・
長いティペッを使えない・・・!
など、細く長いティペットを常用されている方にとっては、厄介なパターンであることは間違い無いのですが、そんなことを抜きに兎に角”格好良いフライ”であるから、一度はこんなフライで釣ってみたい・・
そう思う方は少なく無いんですよね。。

私が常にドライフライに対して思っている事は
『良く浮き、良く見え、壊れない』
これが第1条件です。
そして・・・
『格好いい』
さらに・・
『良く釣れる』・・・と言う事です!
これらの条件を全て満たしてくれているのが、今回フライロッダーズでご紹介したパターンです。

23日〜25日の3日間、ジーニアスブースにてそのフライ達の作り方をご披露いたします。
ただ、タイイングで出展する訳ではありませんので、常にブースで行なっている訳ではなく、リクエストがあればデモンストレーションいたします。
興味のある方は、遠慮なく「タイイング見せて!」とお声がけください。
ハックルを4枚巻くコツや、ウイングの選別方法等・・裏技も紹介
そして・・一番肝心な どうやってこのフライで上手に釣るのか?
リーダーシステムやプレゼンテーションのちょっとしたコツが分かれば、すぐに実戦で使っていただけます。
その辺りも分かり易くご説明いたします。。
憧れだったフライが実際にヤマメやイワナの口元に飾られる日は近い・・・のでは!
当日は是非ジーニアスブースへお立ち寄りください。
心より皆様のご来場お待ちしております。
Vertigo Shadow 再来
長い間 封印していた"Vertigo Shadow"が形を変えて再来いたします。
まず初めは、スイッチロッド。
Power-Bow PRINCE(http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-208.html) で得た知識を元に、デタッチドグリップで誕生いたします。

写真はまだプロトタイプですが、280gr(20g)前後のラインを良い感じでキャストできる性能を有したロッドです。
その全貌は改めてご案内するとして、このデタッチドグリップは、いろいろ釣り人にとって、とっても都合の良いシステムになりそうです。。

Vertigo Shadow Switch
9' 2" #6/280~320gr Detached Grip
このロッドはクラフト展でご覧いただけます。
まず初めは、スイッチロッド。
Power-Bow PRINCE(http://geniusrod.blog118.fc2.com/blog-entry-208.html) で得た知識を元に、デタッチドグリップで誕生いたします。

写真はまだプロトタイプですが、280gr(20g)前後のラインを良い感じでキャストできる性能を有したロッドです。
その全貌は改めてご案内するとして、このデタッチドグリップは、いろいろ釣り人にとって、とっても都合の良いシステムになりそうです。。

Vertigo Shadow Switch
9' 2" #6/280~320gr Detached Grip
このロッドはクラフト展でご覧いただけます。