2018-02

クラフト展 2018 その2

「クラフト展ネタ その2」

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以前このブログで、グリップが脱着式のバンブーロッドをご紹介しました。
その節、詳細は改めて・・・という事で、実に中途半端な記事になってましたが、とうとう出来上がりました。

スペックは9’2” スイッチロッドで、当初20g前後のラインが丁度良いと思ってましたが、23g前後340gr〜350grと当初の予想よりも1つ重たいラインがベストマッチいたしました。
スペイラインとしての番手表示をするならば、5/6番といったところでしょうか、小さな本流と言いますか、中規模な渓流上流部と言いますか、日頃6番前後でウエットフライをしている様なフィールドに丁度良いロッドになりました。


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このロッドの特徴は、何と言ってもグリップが脱着式であるという事です。
このシステムは、グリップと本体を接続するフェルールを汎用出来れば、短く軽いスペックや逆にもう少し長く重たいラインが投げられるスペックのロッドを着せ替えられると言う、大変ユニークな発想から形にしてみました。

krafuto2.jpg

しかし、バンブーロッドに使われる金属フェルールでは、太さの違うブランクを同じサイズのフェルールで使用するのは少々無理が生じます。だからと言って、そのブランクに合うフェルールを1から作っていたのでは、時間と経費が掛かり過ぎました。。。

何か良い方法はないかと、閃いたのがバスロッドに採用されているコレットタイプのグリップ脱着方法です。
バス釣りに馴染みのない人は、何の事かさっぱり?と思いますが、バスロッド(ベイトロッド)では昔からグリップが脱着できるシステムが採用されていて、その性能と言いますか、システムと強度は実証済みです。


kurafuto7.jpg

一つ問題は、バスロッドは長くても6フィートそこそこ。
フライロッドを採用した場合、少なくとも8フィート以上のブランクを支えなければいけないこととなるので、強度的に大丈夫なのか?

でもこれが上手く行けば、グリップは1本で、色々なフィールドやそのシュチエーションに対応するロッドを着せ替えることができる・・

案ずるより・・・・

強度計算をしながらバスロッドで採用されているコレットを試作してみました。

上の写真 下のロッドがそれです。
グリップ先端の金属部がネジ式になっていて、ブランクに接着されている丸く太い金具を、グリップ先端に突っ込みます。
そして、グリップ先端の金属ネジを回して硬くなるまで締め込みます。
するとブランクはしっかりと固定され、抜けることはおろか、回ることもなくしっかりとロックされるのです。

krafuto6.jpg

写真はまだプロトモデルです。
このシステムを完成させてから、毎日のようにラインを通して投げてテストをしていますが、現在のところ特に問題になるトラブルはありません。
もうしばらくテストをして、強度的に大丈夫と確信した段階で商品化をと思っております。

写真のバンブーは、このシステムを考える少し前に出来上がったものですので、通常の金属フェルールがついていますが、バンブーもこのコレット方式にすれば、その日の気分でバンブーを使ったりグラファイトを使ったりと色々楽しめます。

とりあえずテスト第1段階としては、まずまずの成功です。
このロッドは、皆さんにも触って頂き、意見をお聞きしたいこともあり、クラフト展へ持参いたします。

バスロッドの世界では当たり前のシステムでも、フライロッドの世界では、大変ユニークなこのシステム。
私はこれを「DETACHED GRIP SYSTEM」デタッチドグリップシステムと名付け、バーティゴシャドーシリーズとして
再出発させようと思ってます。。




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