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2020-06

Development story 第1話『開発によるラインの選択』

ラインを考える


・・・ライン選択の重要性・・・

現在購入可能なフライラインは、タイプや形状等、数え切れない様々なものは販売されています。 一社のメーカーカタログを見ていても気が遠くなる様な種類があり、しかもそれぞれに用途が違うから全く驚きである。 メーカーも新しい物の開発に必死なのは分かるが、こんなに多くては、肝心のユーザーが何を使ったらいいのか、全く分からないのも現実であろう。
この様々なラインは、一体どのように活用すればいいのか、また自分の使っているロッドにはどのラインが最も適しているのか、全く雲を掴むようなものでしょう。 

殆どのアングラーは、ラインを選ぶ際、自分のロッドに合っているかどうかより、滑りが良いとか、良く浮くとか・・おおむねその程度の認識から選んでいる傾向が強いと感じます。これは仕方ないことで、ロッドメーカーがラインも販売しているところなら同じメーカーのラインをチョイスすればいいのだが、そうで無いロッドメーカーは他社のラインを使用しなければいけない事になり、そのメーカーはラインの銘柄まで指定していないことが一般的です。
当然ユーザーである皆さんは、ラインチョイスを自分自身で行なうか、ショップの方にアドバイス頂くしか方法はないのですから。。

現在のラインはフローティングだけでも、そのテーパーは様々で、使い方を間違うと全くロッドに合わず、結果自分が悪くないのに釣りそのものが進歩しない現象まで発生いたします。

例えば、ロッドメーカーがロッドの開発時にどのラインでテストしているのかが分かれば、ユーザーの方々は、安心してそのラインを購入することが出来ます。
基準となるラインが分かっていれば、それとは違うラインをセレクトした場合も、修正方向が分かっているから、あえて冒険をすることも出来ますよね!
駄目なら元に戻せばいいし、よければ、そのまま使い続ければいいだけでしょ。 兎に角購入したロッドにどのラインが適切かが分かれば、非常に助かるのは言うまでもないはずです。
メーカーによっては、簡単な図面ではあるが、ご丁寧にテーパーの違いをカタログに記載してくれてます。購入したロッドの指定するライン形状が分かれば、アングラーは出来るだけ指定に近いテーパーのものをチョイスすることで、大きく外すことはなくなります。 これって実に有り難いですよね!

・・・スタンダードテーパーこそ開発の基本・・・

私自身このややこしいラインチョイスの問題を早くから感じていて、自分がロッドを作る立場になった時、まず一番に使用ラインを設定することを決めたのです。
正確に表現をすると、ロッドの開発やフィールドテストする際、必ず決まったラインで行なっていたと言う事です。勿論私自身、実際のフィールドでもそのラインを現在も使用しています。

ロッドフィーリングはラインの形状により大きく異なります。近距離のみの使用では見え憎いものですが、10ヤードいや15ヤードと距離を伸ばしていけば、その違いは明らかです。
ラインの銘柄は、商売上の誤解が生じるためこの場では公表いたしませんが、そのラインを使用する大きな理由は、近年によくある、「何かに優れた」と言う、視野の狭いラインでは無く、最もオーソドックスな形状で、言い換えれば昔ながらのスタンダードテーパーを今も守り続けているラインだからです。

この形状はロッドを開発する上で基本中の基本で、全てのレンジでパーフェクトに作用すれば、そのロッドは非常に優れた性能の物になるからです。
何処か1箇所に優れているのではなく、トータルで均等の取れた形状は、何時の時代もロッド開発に大いに貢献してまいりました。
その形状のラインが今もなお存続している事実は、やはり最も基本であり、優れていることを意味しているからではないでしょうか。

各地の展示会や、イベントまたお問い合わせ等で出来る限りこのラインのことに関してはお伝えしてきたつもりですが、まだ聞いてない方や、興味のある方はメールにてお問い合わせください。その銘柄と使い方をご案内いたします。

ラインのお問い合わせはこちら→info@genius-rod.com


さて、実際の釣において、「何かに優れた」ラインは時として有効な場合もあります。たとえば、ベリーが短いのにテーパーがきつく太いラインは、ラインを長く出さなくても遠投が可能ですし、テーパーが非常にスローなものは、ソフトプレゼンテーションに優れています。しかしそれは、ほんの些細なことに優れているだけで、フライフィッシングと言う大きな背景では、使い物にならないことの方が多いと感じています。
では、ジーニアスロッドに「何かに優れた」ラインが使えないのかと言うと、そうではありません。 そうではありませんが、それはロッド本質性能を引き出すには少し役不足でしょう。

フライフィッシングは上手に投げることばかり話題に上りますが、先ずはキャスティング能力が問われる釣である事は間違いないはずです。
キャスティング能力と聞くと、直ぐに遠くに飛ばす技術や、それを容易に可能にしてくれるロッドとイメージされるでしょう。しかし、実際のキャスティング能力とは、様々なシーンに対応出来る技術や道具の事を意味します。

特に竹竿ではその性能の有無が顕著に現れます。

いくらキャスティング能力が本人である自分に備わっても、肝心のロッドがそれに応えてくれないと、本末転倒です。
ロッドとラインがマッチすると、驚くほどキャスティングがスムーズに運び、と同時に楽しさが生まれてまいります。 すると、何時もより遠くからアプローチしている自分に気付くはずです。

魚を釣ることは大事ですし、それが成立しないとつまらない。 しかし時として自分の放つループに酔いしれるのもよし!・・これもまたフライフィッシングの醍醐味でしょう。
そもそもフライフィッシングって、そういう遊びなんですから・・

それだけラインの選択って大切なんですよ・・って話でした。

■第2話へ



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