FC2ブログ

2020-06

Development story 第8話 『Hoskins』

画像-113aaa
パワーボウ(旧パラボリック)シリーズをこの世にリリースしたいと考えた時から、私の中で大きく3つのアクション分けを考えていた。
先ず基本となるアクションが1パターン。 そのアクションをニュートラルポジションと考え、それをファストに振るかスローに振るかで、何に使うかと言う色分けがはっきり出来る。 つまりファスト→ニュートラル→スローとティップの返る早さを変え、そのカテゴリーでそれぞれの持ち味を強調することで、明確なコンセプトが生まれるからである。

弊社の考えるニュートラルとは、ドライフライにもウエットフライにも使える、言わば万能ロッドのことで、どちらに優れていると言うわけではなく50/50(DRY/WET)がこのニュートラルポジションと認識し同時にそれを定めた。
この50/50の割合を同じニュートラルポジション内でも60/40・40/60という具合に、ドライフライ寄りなのか、またウエットフライ寄りなのかでロッドその物の作用が変わってくる。

今回ご紹介いたします『Hoskins』7’8” #4/5は正に40/60の割合でウエットフライを優先したアクションで、弊社の人気アイティムの1つです。
実はこのHoskinsは第7話ご紹介いたしました、『Deep Ray』より先に出来上がっていたロッドで、Crimson Beautyとほぼ同時に誕生いたしました。

Crimson Beautyがドライフライのウエイトを占めたニュートラルポジションなら、Hoskinsはウエットにウエイトを置いたアクションという風に、同じニュートラルポジションでもタイプの異なるアクションがどうしても欲しかった。そこで40/60アクションを出す為、スローテーパーで少し長めのバットを数種類用意し、Crimson Beautyで採用した時のティップを少しだけ後方へずらし、短くカットした物と組み合わせる事にした。
結果は良好で、その殆どの組み合わせが魅力的に作用してくれたが、数回のテストの結果、最終的にある組み合わせに決定した。
長さも7’ 8”あり、渓流でウエットをするのに特に丁度良かった。また、5番を乗せるとバット側がよく仕事をし、4番を乗せると更に上が作用する、正に40/60の比率に打って付けのアクションが出来上がった。
特に5番を用いてのフィーリングは生理的にも申し分の無い気持ち良さがあり、ともすれば“釣りをしているより投げている方が楽しい”と言う衝動に駆られるほどの出来栄えであった。

フィールドテストでも、数々のヤマメや岩魚そしてニジマスを釣ることが出来た。
ドライフライで釣り上がり、ウエットで釣り下ると言うスタイルにもその性能を十分楽しめるロッドが誕生した。

『Hoskins』とは、ウエットフライのパターンから拝借したのだが、私と非常に相性の良く、使用サイズを変えることによりシーズンや時間を問わず、よく釣れるフライであった。ホスキンスと出会って20年以上になるが、私のフライボックスには常に指定席があるぐらいお気に入りのフライである。
その何とも頼りになるフライにあやかったと言うわけです。

誕生から5年が経過する『Hoskins』・・
今現在も私の釣行には何時もロッドケースで、その出番を待っている1本である。


次回は『コーヒーブレイク誕生』の開発秘話・・・へ続く


第7話へ


Development story all


Genius Rod Maker officialsite

やっぱり“バンブー”っしょ! «  | BLOG TOP |  » 鳥取の彼から・・「今年も大ヤマメの花が咲く」

プロフィール

GENIUS ROD MAKER

Author:GENIUS ROD MAKER
このブログは、ジーニアスロッドメーカーの正式サイトです。

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ