五月の鳥取

今年は何だか変である。。
山桜も満開の季節、本来ならドライフライで楽しい釣が出来るのだが、今年は何だか変である。。
GW前後から5月中私の鳥取釣行は累算で8日間釣りをした。
勿論今期はこれで終わりではないが、とりあえず報告です。

GW前の週末に2日、静岡のお客様と同行。
結果は・・ざんね~~~ん!と言ったところである。
風が非常に強い日に当たり、フライがポイントに入らない。。
やっとの思いで出たヤマメも合わせ損なうわで散々であった。

5月3日~5日は単身で鳥取入り。
久し振りに地元名手「牧野氏」と2人きりの釣行。
前回の釣行に比べれば、水位も落ち着き、ようやく本来の川に戻ってきたが、それでも例年より些か水位は高めであった。

4日の中日は、珍しく飽きない程度にヤマメが釣れた。
この川のヤマメは、本来そんなに沢山釣れる事はあまり無いが、その分大型化する傾向にあるから止められない。
5日の最終日、この川のポテンシャルを思い知らされる出来事があった。
数あるイブニングポイントの一つで、私の投じた#12のワイルドキャナリーに突然飛び出た大ヤマメ・・
不覚にも“合わせ切れ”をしてしまった。。
しかし・・・・
飛び出た体高から察するに、優と35センチはあったと思われる。。
私の横で見ていた牧野氏もそのデカさに驚きを隠せない様子であった。。
実は4日の昼も、尺までは無いが、それに近いヤマメをばらしているから全く始末に終えない。
課題は山済みで帰路に着いた。

22日~24日総勢5名の釣行である。 K氏とN氏は何時もの大阪ペアで22日から2日半の予定。
私は牧野氏と東京から毎年この時期に来るS部長を空港で出迎えた後、川へ・・・
皮肉なもので、前日までの気候とは打って変わって、雨・・雨・・雨・・・そして風・・・
期待していた川の水位も見る見るうちに上がって行く始末。
そしてもう直ぐ6月だというのに、薄手のフリースが必要なほど肌寒い3日間であった。
K氏とN氏の大阪ペアは初日、雨の影響の少ない川で、安定した釣果を得ていた。
その日のイブニング、東京から来たS部長が牧野氏のガイドで、とあるポイントへ・・
そして、痛恨のバラシ・・ やはり大ヤマメであったようだ。。
漸くキャッチしたのは、2回りほど小さい8寸ほどのヤマメだったようである。
肝心の私はと言うと、実はサッパリであった。。

2日目、幸運の女神が私に微笑んでくれた。。
昼過ぎ、推定32~3センチのヤマメが釣れた! 何故推定かと言うと、無念にも撮影前に逃げられてしまったのであるからだ・・ しかしネットに納まったあの大きさは、久し振りの感触であったが、何とも後味の悪い結果となってしまった。
折角SPEED STARで釣ったのに・・
そしてその日の夕方、S部長が尺には少し届かないイワナをキャッチ!
数は取れなかったが、サイズが大きいと言う事で納得の1日であった。
最終日はイワナが少々と・・・またもやイブニングに痛恨のバラシ・・!

累算で8日間の鳥取釣行。 本来ならもっと数も釣れている筈。
しかし今年は本当に釣れない。。 が・・・ その代わりに大物が度々顔を出す!
よく考えれば、GWに合わせ切れした大ヤマメを皮切に、釣れなかったとは言え8日間で約7回もドライフライに出たことに今更ながらに驚いています。 (7回も出てるのに釣れたのはたった1匹とは情けないが・・)
あ! 7回は私1人ではないですよ! 総勢で・・って事ですが、それでも凄いですよね、この川は・・
今月の釣りを終え、色々と考えると、やっぱり鳥取の川は凄い! そう思うのです。
第一、大物のストック量がハンパじゃ無い事も、再確認できた。
後はその大物を出来るだけ確率良くフッキングするかを考えて行くだけである!
もう失敗はしない! そんな強い思いで、6月は絶対に彼らをこの手に・・
気合が入る。。
言うまでも無いが。。。。

ちなみにこの写真は、牧野氏が5月8日のイブニングに釣った47センチのレインボー!
ロッドは“ハンサムボーイ” 鳥取はこんなのも釣れるんですね!