ジーニアスミーティング2012Autumn リザルトVol,2

2日目の朝、天気も良く正に釣日和。
今回から、実釣スクール(有料)として午前中の3時間程度をそれに当てました。
その様子をご報告いたします。
フィールドに立つ前に、ライン、リーダー、またそのシステムを説明。
開発中のリーダー(試作品)を見た参加者はその柔らかさに一同驚かれてました。

スクール参加者10名、 プライベート2名の総勢12名が4日の参加者です。
プライベート2名は思い思いのポイントへ、スクールの10名は支流との合流点へ・・
ぞろぞろと大人数が川を歩き回るのは、他の人達からすれば大変迷惑な話。
そこで、比較的小規模な落ち込みのあるポイントと、大きなプールの2ポイントに留まり、極力歩き回らずに
先ずレクチャーを開始。

今回のお題は「プレゼンテーション」です。 勿論“出来るだけ遠くから釣る”が前提にあってです。
ドライフライキャストを用いたプレゼンテーションは比較的短いリーダー(12フィート前後)でも 驚きの
ロングドリフトを致します。 先ずは小さな落ち込みのあるポイントで説明。

渓流を釣り上がる場合、その多くは流れの下流側から上流へ目掛けてフライを投げます。
川には流れがありますから、ラインやリーダーまたフライの着水順位を間違えるとドラッグを生む原因になりま
すが、プレゼンテーションのあり方一つで、まるで魔法に掛けられたようにフライが自然に流れるのです。
その魔法のようなプレゼンテーションをポイントまでの距離が短い場合と、遠い場合の投げ分けを説明。
特に遠いポイントへのキャストはやはりHS/HLあってこそ、それは全員納得だったと思います。

ひと通りの説明が終われば、続いて個人指導。
ひとりひとり同じポイントで、プレゼンテーションの練習。

サウスポーのMさんは、右岸から釣る為バックハンドキャストでプールにキャスト。
利き腕と反対側から釣る場合、バックハンドで釣るとドラッグが掛かりにくいキャストが出来る場合が多い。

右利きのSさん。 左岸からの釣のため、左へロッドを少し倒してキャスト。
プレゼンテーションに最善の注意をはらって慎重に・・

あっという間に2日間が終了いたしました。
今回も参加して頂きました全ての方々に、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。 そしてお疲れ様でした。
皆様には普段行きつけのフィールドへ立たれたとき、何時もより1歩ないしは2歩後ろへ下がって釣ってみて
ください。 ポイントから離れて釣ることは自分が釣る利点は勿論、それ以外にも利点が沢山あります。
自分勝手に釣るのであれば別ですが、少しでも紳士的に釣りをしたいと思うなら、出来るだけ川に入らない事
でしょう。そうする事でキャスティングの重要性も理解できると共に、HS/HLがどうして必要なのかその優位
性がはっきりと理解できると思います。
多くの場合、ポイントにキャストしておいてからメンディングで修正を入れますが、メンディングとは読んで
字の如く正に修正です。 つまり修正を入れないといけないプレゼンテーションをすることに問題があるわけで
す。 今回私がレクチャーいたしましたプレゼンテーション。またそれに纏わる様々なテクニックを今一度思い
出し、日々の釣に役立ててください。
2日に渡りスクールと題して指導させて頂きましたが、少しでも皆さんのお力になれたのであれば光栄です。