開局記念の第一話 「尺ヤマメ」
平日に休みが取れたと西川氏から連絡があり、またまた北陸地方にヤマメ釣に行く事になった。

前日の夕方、天気予報では前線が停滞し北陸地方では多いところで150ミリの雨量が予想されるとか・・・
全く、西川氏との同行には何時も何かがある。 前回も台風一過で風がとんでもなかった。
しかし、30センチジャストのヤマメを釣ることができた。
今回も何かある予感・・・ そんな期待を胸に我々2人は深夜車を走らせた。

前日の夕方、天気予報では前線が停滞し北陸地方では多いところで150ミリの雨量が予想されるとか・・・
全く、西川氏との同行には何時も何かがある。 前回も台風一過で風がとんでもなかった。
しかし、30センチジャストのヤマメを釣ることができた。
今回も何かある予感・・・ そんな期待を胸に我々2人は深夜車を走らせた。
「8月27日」
北陸自動車道に乗り継いだ途端、それまでの雨は明らかに勢いを増し、フロントガラスに強く打ち付けている。
雨の量によっては、今回の釣は断念するしかない。
嫌なときに予報は当たるもので、北へ進むにつれ不安がつのってくる。
当然150ミリの予報で出掛ける私達がどうかしているのだが、車中の2人は祈るように目的地を目指した。

雨の影響で僅かに増水しているがウエットには丁度良かった。
「願いが通じた」
次第に夜は明けだし、ライト無しでも何とか走れるような時間帯。 雨は次第に弱くなり、釣をするには全く問題ない雨量まで落ち着いていた。
しかし、あくまでも空模様のことで川の様子は別である。
インターを降りて目的のポイントまでの間、幾度と無くその下流部にあたる橋を渡る。
その橋から水量の確認をする。。
よし!いけそうだ。 気持ち増えているが、濁りも無く良い感じで、ウエットフライをするのに持って来いの水量であった。
2人は、逸る気持ちを抑え、目的地を目指した。
私達は何時もこの川に釣に来るとお約束の着替え場所があり、今回もその場所で早々着替えを済ませ、各々に目指すポイントに別れて入渓した。
今回使用したロッドはVertigoShaowBamboo 8’6” #6にDT6のアイスフローティングをセットして釣り始めた。
フライはドロッパーシステムで上が#6のグレートセッジ、下もやはり#6のブルーボルトを1Xのリーダーにセットして釣ることにした。

チビヤマメは食欲旺盛である。こんな大きなフライも食べてしまう。
この川でウエットフライをする場合、1つのポイントを攻め終わると車で移動し、また攻め終わると移動・・と言う風に、幾つものポイントを移動しながら釣っていくスタイルが最も適している為、私と西川氏との間である取り決めをして釣ることにした。
それは、ポイントの優先順位を代わり合うと言うことで、出来るだけ不公平が無いよう計らうためのものであった。
それまで2人はチビヤマメは何匹も掛かっているのだが、いまいち納得のいくサイズが出ない。
そして3つ目のポイントのことであった。
優先順位は西川氏にあり、西川氏は上の荒瀬を選択した。 このポイントは実は前回私が尺ヤマメを釣ったポイントで、そんなこともあり西川氏は迷わず選んだ。
私は、そのポイントから僅かに下流のトロ瀬を選択した。
昨晩からの雨で若干ではあるものの水量が増えていて、ウエットフライを流すには持って来いの流速になっていたからである。
そのポイントは流芯がはっきりしていて、明らかにその流芯の向こう側がポイントであった。
流し始めから3投目、徐々に流れの差は小さくなり他の流れと同調し始める僅かに上流側の出来事である。
私は流れに対しほぼ90度に近い角度でキャストし、直ぐにメンディングを加え、しばらくの間ナチュラルドリフトをするように流した。
フライが着水して丁度水に馴染んだと思ったとき、ラインが水面を切り裂くように動いた直後、ロッドに大きな衝撃が走った。
それは、まるで大きな力で向こう側から誰かに引っ張られ、うっかりしているとロッドを持っていかれる仕舞うのではないかと思う程の衝撃が・・・
フッキングと同時に大物だと直ぐに分かった。
奴は、右に左にと大きく頭を振っている。
やばい・・フッキングは確実なはずだが、安心は出来ない。。
私は、ロッドのテンションを少し緩め、引っ張りすぎないよう奴を下流の浅瀬へ誘導した。
こんな状況では、やはりバンブーは頼りになる。魚の引きに実に見事に対応しているではないか・・
それにしても、今回の奴は様子が少し違う。。 前回の尺ヤマメに比べて、圧倒的に“引き”が強い。
尺は明らかに超えているのは容易に想像が付くが一体どんな大きさなのか?大きく弧を描いているロッドから、時折ラインが引き出される。

34.5センチの本流ヤマメ・・ これだからフライフィッシングは止められない。
数分の格闘の末、奴から遂にグロッキーサインが出た、私は一気にランディング体制に入るため、奴を水面まで浮かせた。
奴の下あごには#6のブルーボルトがしっかり掛かっている。
それを見て一安心・・ よし!バッチリだ。。。
やがてネットに納まったのは、34.5センチの幅広ヤマメであった。
やはり、何か有る・・と思っていた予感が的中した。
時折強く降る雨であったが、前回の台風一過同様、この雨も私の見方に付いてくれたようである。

西川氏の勇姿・・ この人は何時も幸運を呼んでくれる
それと・・・またまた、西川氏に感謝である。
ひょっとして、西川氏は私にとって幸運の鍵を持っている人物なのかも?
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北陸自動車道に乗り継いだ途端、それまでの雨は明らかに勢いを増し、フロントガラスに強く打ち付けている。
雨の量によっては、今回の釣は断念するしかない。
嫌なときに予報は当たるもので、北へ進むにつれ不安がつのってくる。
当然150ミリの予報で出掛ける私達がどうかしているのだが、車中の2人は祈るように目的地を目指した。

雨の影響で僅かに増水しているがウエットには丁度良かった。
「願いが通じた」
次第に夜は明けだし、ライト無しでも何とか走れるような時間帯。 雨は次第に弱くなり、釣をするには全く問題ない雨量まで落ち着いていた。
しかし、あくまでも空模様のことで川の様子は別である。
インターを降りて目的のポイントまでの間、幾度と無くその下流部にあたる橋を渡る。
その橋から水量の確認をする。。
よし!いけそうだ。 気持ち増えているが、濁りも無く良い感じで、ウエットフライをするのに持って来いの水量であった。
2人は、逸る気持ちを抑え、目的地を目指した。
私達は何時もこの川に釣に来るとお約束の着替え場所があり、今回もその場所で早々着替えを済ませ、各々に目指すポイントに別れて入渓した。
今回使用したロッドはVertigoShaowBamboo 8’6” #6にDT6のアイスフローティングをセットして釣り始めた。
フライはドロッパーシステムで上が#6のグレートセッジ、下もやはり#6のブルーボルトを1Xのリーダーにセットして釣ることにした。

チビヤマメは食欲旺盛である。こんな大きなフライも食べてしまう。
この川でウエットフライをする場合、1つのポイントを攻め終わると車で移動し、また攻め終わると移動・・と言う風に、幾つものポイントを移動しながら釣っていくスタイルが最も適している為、私と西川氏との間である取り決めをして釣ることにした。
それは、ポイントの優先順位を代わり合うと言うことで、出来るだけ不公平が無いよう計らうためのものであった。
それまで2人はチビヤマメは何匹も掛かっているのだが、いまいち納得のいくサイズが出ない。
そして3つ目のポイントのことであった。
優先順位は西川氏にあり、西川氏は上の荒瀬を選択した。 このポイントは実は前回私が尺ヤマメを釣ったポイントで、そんなこともあり西川氏は迷わず選んだ。
私は、そのポイントから僅かに下流のトロ瀬を選択した。
昨晩からの雨で若干ではあるものの水量が増えていて、ウエットフライを流すには持って来いの流速になっていたからである。
そのポイントは流芯がはっきりしていて、明らかにその流芯の向こう側がポイントであった。
流し始めから3投目、徐々に流れの差は小さくなり他の流れと同調し始める僅かに上流側の出来事である。
私は流れに対しほぼ90度に近い角度でキャストし、直ぐにメンディングを加え、しばらくの間ナチュラルドリフトをするように流した。
フライが着水して丁度水に馴染んだと思ったとき、ラインが水面を切り裂くように動いた直後、ロッドに大きな衝撃が走った。
それは、まるで大きな力で向こう側から誰かに引っ張られ、うっかりしているとロッドを持っていかれる仕舞うのではないかと思う程の衝撃が・・・
フッキングと同時に大物だと直ぐに分かった。
奴は、右に左にと大きく頭を振っている。
やばい・・フッキングは確実なはずだが、安心は出来ない。。
私は、ロッドのテンションを少し緩め、引っ張りすぎないよう奴を下流の浅瀬へ誘導した。
こんな状況では、やはりバンブーは頼りになる。魚の引きに実に見事に対応しているではないか・・
それにしても、今回の奴は様子が少し違う。。 前回の尺ヤマメに比べて、圧倒的に“引き”が強い。
尺は明らかに超えているのは容易に想像が付くが一体どんな大きさなのか?大きく弧を描いているロッドから、時折ラインが引き出される。

34.5センチの本流ヤマメ・・ これだからフライフィッシングは止められない。
数分の格闘の末、奴から遂にグロッキーサインが出た、私は一気にランディング体制に入るため、奴を水面まで浮かせた。
奴の下あごには#6のブルーボルトがしっかり掛かっている。
それを見て一安心・・ よし!バッチリだ。。。
やがてネットに納まったのは、34.5センチの幅広ヤマメであった。
やはり、何か有る・・と思っていた予感が的中した。
時折強く降る雨であったが、前回の台風一過同様、この雨も私の見方に付いてくれたようである。

西川氏の勇姿・・ この人は何時も幸運を呼んでくれる
それと・・・またまた、西川氏に感謝である。
ひょっとして、西川氏は私にとって幸運の鍵を持っている人物なのかも?
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