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2020-06

「グラファイトロッドを作って思った事」

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ジーニアスロッド開業15年。
バンブーロッド一筋にやってきましたが、ある竿の製造中止を切っ掛けにグラファイトロッドの制作に着手致しました。
コンセプトは“あの銘竿に代わるアクション” でした。
勿論、時代の流れにもある程度乗っからないと売れないだろうし、だからと言って乗っかり過ぎてもコンセプトから外れて作る意味が無くなります。
形になる迄は、本当にあの銘竿の様なアクションが出来るのだろうか?
不安いっぱいのまま、試作の依頼を頼むこととなりました。



先ず構想として3ピースにすること考えました。
これにはちゃんと意味があって、各セクションでテーパーは勿論カーボントン数を自由に変えれること。そして4ピースより価格が安い事。
これが大正解でした。

とは言え今までグラファイトは作った事が無く、恥ずかしながら、世間で流通しているカーボンがどんなものなのかさえ分かっていなかった私ですので、全く雲を掴む様な物でしたが、しかし何回と無く試作を繰り返しているうちに、何と無く“こうすれば上手く行く”と言った本当に漠然とですが見えて来るものがありました。

試作を繰り返すこと数回、漸く思いのアクションに仕上がりました。
3ピース共に中弾性カーボンを使用するも、その中からトン数とプライ数(カーボンの巻き回数)を変えることで理想、いや理想以上のアクションに仕上がった。
それは、ティップには30トン、2Dセクションは、ハードセクションが30トン、レギュラーセクションには24トンカーボンを、そしてバットには24トンカーボンを採用。ここまでは在り来たりの組み合わせで特に自慢することもありません。問題はそれらをどんなテーパーで、何プライするかでそれぞれの性格が大きく変わるのです。

今回 SIR-GREENを作って率直に感じたのは、カーボントン数、プライ数、テーパー、そしてピース数を計算して行けば如何なるアクションのロッドも出来ると言う事です。 と言うのは、このSIR-GREEN、ハードセクションもレギュラーセクションも気持ち良く曲がる(あくまでも感覚)(実はこれが非常に大事)のに対して、グラファイト特有のティップの抜けの良さと、返りの速さを持たせる事が出来たからです。 言い換えれば、もっともっとジーニアスバンブーのフィーリングに近い性格を持ったグラファイトロッドも十分可能だと言うことでしょう。
そうなれば、使用するフィールドや、釣り方でバンブーロッドが最適なのか? グラファイトロッドの方が良いのか?と言った選ぶ楽しみを感じながら使って頂けるロッド軍も視野に入れると面白いのでは無いかと…

これからは、道具としての価値とロッドその物の価値をきっちり分ける必要もあるのでは無いか…
グラファイトロッドに着手して率直に感じた次第であります。。

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