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2020-12

今年最後のキャスティング話

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先日2014年ラストのレッスンに浜松からWさんが来られました。

Wさんも前回のお客様同様、バックキャストがアップキャストにならず。。
バックを後方へ投げる癖がついてしまうと、中々アップキャストができません。
これはWさんのみならず、殆どの方がその傾向があるものです。

今回もまたまたバックキャストはアップキャストであることの重要性をじっくり指導させていただきました。
そこで理想的なバックキャストを投げるには?
また、バックキャストでおちいりやすい事とは…について書いてみました。


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バックキャストはアップキャストであるべき事は有名な話。
アップキャストの一番の理由は高度のあるラインを投げないと、直ぐに落下するラインに対応できないから!
これはオーバーヘッドキャスティングにおける基本中の基本、HS/HL以前の話です。
バックキャストをアップキャストにする為には、簡単に言えば後方高い方向に投げてやれば自ずとラインはその方向に飛んでいきます。
いたって簡単な話ですが問題はその方向がどの角度か?と言うことです。
ラインの長さでそれは違って来ますが、おおよそ12~3mのラインをフォルスキャストするとして、後方45度位の角度へ放出したいのですが、同じ角度へ放出したとしても、その仕方で大きくバックループのクウォリティーが違って来ます。つまりロッドの動かし方、正確にはティップがどの様な軌道を描いているか…です。

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どんなに良く出来たロッドでキャストしても、ロッドが反発し終わった時、そのティップは必ず反対側へオーバーターン致します。このオーバーターンの大きさはロッドの素材であるとかアクションの違いで変わります。
何れにせよ曲ったロッドは復元と同時に反対側に返るものです。
オーバーターン現象により投げられたループは、それが大きければ大きいほど船形を形成しやすくなります。
船形が大きいほどラインの下図ら、つまりベリーが膨れやすく、返ってくるライン高度は非常に低いものになります。折角高い方向に放出しながらターンしたラインの高度を下げているのでは本末転倒ですよね!
理想は出来るだけ船形の幅を小さくしたい訳です。
それには、ラインの放出方向とオーバーターンする方向を出来るだけ一致させてやればいいのです。
そうするとロッドが静止した時のオーバーターンするティップの高低差が小さくなるので、自ずとループもナローになりベリーもだらし無く膨れることが少なくなります。
このように書くと、船形が悪い様に解釈されますが、そうではありません。
ここで言いたいのは、意図的に船形を作るのでは無く、無意識にそうなる事に問題があると表現しています。

このメカニズムを具現化させるには、バックキャスト時のロッドの運び方が非常にキモになって来ます。
ロッドを理想的に動かすには、手首、肘、肩の関節を柔軟に使い、フォワードキャストで伸びたラインを後方へ引っ張っぱらず頭上へ持ち上げて行く感覚で投げる事をお勧め致します。
この方法はあくまでも垂直にロッドを立てて振る、俗に言う「縦振り」と言われるスタイルでの話です。
そこを見間違えると根本が違って来ますのでくれぐれもご注意をm(_ _)m

いやね!偉そうに語ってますが、実はこの持ち上げて行く感覚が、難しく私も随分と勉強を致しました。
自分で言うのも何なんですが、それまではキャスティングに自信があったんです。
ところが秋田で釣る様になてから丁度2年が過ぎた頃です。秋田の池田さんにキャスティングの件である助言を頂きました。それが切っ掛けで岡崎の平岩さんにHS/HLを習う様になったんです。
初めてHS/HLを投げる平岩さんを見た時、正直特に変わったキャスティングとは思わなかったんです。
しかしその真髄を理解して行くに連れ、納得の行く理屈ばかりであった事と同時に体得の難しさに直面致しました。平岩さんとの出会いからの話はいずれ又するとして、本当の意味で完成されたアップキャストを体得するまで、毎日の様に練習しておりました。

だから、昔のキャスティング写真を見ると、見っとも無いシーンもあるんですね!
写真なら見ないで済みますがね、ブログ等でアップしているものはどうしょうもないですからね!
まったく穴があったら入りたいと思うような物も…
まぁ~削除って方法もあるんですが、都合の悪いものを隠す事は私の流儀に反しますし、今の自分は過去では無いと言う自信の証とも考えておりますので、どうかご理解下さい。。
昔の僕のキャスティングシーンを見て、「ここがおかしいじゃない」と気付く人はかなりのテクニックの持ち主でしょうから、良い意味で間違い探しでもしてみて下さい。。(笑)
さて 本文に戻りますと、技術に関しまして、この先は文章では伝えきれない事と、誤解を招き兼ね無いので控えさせて頂きます。興味のある方は是非私のレッスンを受けてみて下さい。
バックキャストのクウォリティが上がれば、自ずとフォルスキャストへ反映して来きます。
人間の構造上後ろへ投げる事が不得意ですので、その不得意を得意にすると後はエスカレーターに乗っている様にステップアップ致します(ちょっと言い過ぎかな)
是非皆さんもバックキャストを今一度見直して下さい。。

さて、この投稿を持って今年は最後となります。
今年1年、ジーニアスロッドをご支援頂き誠に有難うございました。
これからも、フライフィッシングの本流一筋を全力で進む所存です。
どうか変わらぬお付合いの程宜しくお願い申し上げます。

皆さん、良い年をお迎え下さいm(_ _)m

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Author:GENIUS ROD MAKER
このブログは、ジーニアスロッドメーカーの正式サイトです。

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