7年振りの九頭竜川

先日、ジーニアスグラファイトスペイロッドのテストを兼ねて、九頭竜川へ行ってきました。
九頭竜は実に7年振り。。
7年前とはかなりポイントも変わっていましたが、いつ来ても変わらないのは、聖地故の何とも言えないあの雰囲気です。
弥が上にも気合が入ります。

見覚えの有るポイントも7年前とは大違い。
流し易くなったポイントもあれば、全くバックの取れないポイントも…

ポイントも変わったが、一番大きく変わったのは、その投げ方。
7年前までは17フィートも有る長竿でオーバーヘッドでしたが、今は13フィートそこそこのロッドでスペイキャスト。
どちらが良い悪いって事ではありませんが、やっぱり時代の流れって言うものでしょうか、九頭竜で釣ってる殆どのフライマンはスペイでした。

今回使用したのは、12’11" #9/10 のSOLOMONというロッド。
38gのアトランティックサーモンヘッドと37gのスカジットラインをポイントの状況で使い分けました。
近年では超ショートヘッドで釣るのが九頭竜流…らしいのですが、取り敢えず一般的なラインでテストです。
(テスト…と言ってますが、実際はそのラインしか持ってませんので仕方なく。。。)
世間ではHS/HLのイメージが強い…………と思う僕ですが、スペイも段々板に着いて来ていまして、右岸左岸を気にする事なく釣れる様になりました。
しかし、まだまだナンチャッテスペイアングラーの私は、中々オーバーヘッド時のようなプレゼンテーションが出来ず手こずりました。

プレゼンテーションが雑談だと流し方も雑談になるものです。
狙った角度に真っ直ぐにフライをターンさせる為、少し時間が掛かっても、一投一投慎重に投げる事に努めます。
しかしいくらターンしても、最悪なのがラインから先に着水し、その後を追ってフライがターンする。。
スペイではよくよく有りがちなプレゼンテーションですが、やはりこれはNGです。
ラインの構造上、フライとの着水に多少のタイムラグは仕方ないとしても、出来ればそれは最小限に抑えるべきでしょう。
これは単純に、僕の技術の問題で、もっともっと精進すれば、理想のプレゼンテーションの連打も可能なはず!
納得の行くプレゼンテーションにはあと少し時間が必要でした。
ありとあらゆる環境下で理に適っている投げ方がスペイキャスティングであって、スペイキャスティングが目的になってはいけません。
それは、あくまでも魚を釣る事が本分ですからね!

薀蓄はこれぐらいにしておいて、肝心のサクラマスはと言うと…
もちろん残念でした。。
釣ってたら当然トップの写真がサクラマスですので、写真が無い事で既に皆さんもお気付きだったでしょう。
楽しみは、次回までお預けとして、ロッドのテストは上々でした。
湖専用。。。。と思い着手したスペックですが、十分河川でも使えました。
まあ、当然と言えば当然ですが。。。
僕は右利きですので、グリップも右上手です。
殆ど右側にロッドを倒せない右岸でのポイントも、竿が短い分非常に助かりました。
本当は13'9" #7/8 SEARCHER でと思ったのですが、適当なラインが無く今回は SOLOMONでしたが、全くストレスが無く釣る事が出来ました。
後はサクラマスが、ロッドの隣で微笑んでくれれば、最高だったんですが。
次回は是非ラインを新調して SERCHERで九頭竜リベンジで、彼女に会いたいと思います。