2017-11

丹沢レクチャー2016

tanzawa20162.jpg

2016年11月24日 関東地方では実に54年ぶりに大雪に見舞われました。

自宅でテレビを見ながら思う。。
26日からの丹沢レクチャーに影響が無ければ良いのだけど・・・
何だか悪い予感が・・・・・

そして26日当日
初日の参加者とヤビツ峠入口付近で合流と約束をしてあった。
それは、もしかするとヤビツ峠が積雪や凍結の場合、仲間がいるのと居ないのとでは大違いであるためだ!
深夜に天理から順調に車を走らせてきた私は、約束の時間まで随分あったため、最寄りのIC少し手前のSAで仮眠することにした。SAに着いた時はまだ真っ暗であったが、目がさめるともう外はすっかり明るかった。
ちょうど時間は6時30分を少し回っていた。

狭い車で丸まって寝ていた体を伸ばす為、車から降りて伸びをし、ふと振り返ると、何と真っ白になった富士山が直ぐそこに見えた。。
関西人の私としては、真っ白な富士山はそう簡単に見れるものではないため、思わず写メを・・・

なんか得した気分になったのは束の間。
その後、部屋で感じた悪い予感が見事的中したのであった。






tanzawa201614.jpg

私を含め4台の車が約束の場所で無事合流できた。
本日のキャスティングスクールは午前中3名 午後から2名追加の5名を予定していた。
その午前中の3名が所定の場所で一緒にいるため、慌てずゆっくりと出発することにした。

朝8時過ぎ、「そろそろ行きましょうか」「私の後を付いて来てください」
4台は一路丹沢ホームへ向かうため、ヤビツ峠を登り始めた。

200メートルほど走っただろうか、先頭を走る私の視界に”通行止め”のゲートが下がり、ガードマンが両手で❌をしている姿が飛び込んで来た。

「まじで・・!!!」

仕方なく手前で車を止めてそのガードマンに情報を聞くことに。
すると何時通行止め解除になるか全くわからないと言う。

最後の頼みは新井さん。。
丹沢ホームの新井さんの携帯に電話をしてみる。。
繋がった!
本来丹沢ホームは圏外である。
なのに繋がったのは、僕たちを案じて近くまで来てくれていたようだ。

数分後、通行止めのはずである方向から新井さんが現れた。。
ガードマンの居るところで車を止め、何やら説明している様子だった。
そして、新井さんがOKである事を僕達に合図した。
どうやら、特別に入れてくれるようだ。。

そしてガードマンも僕たちに行って良いと旗を振る。
ゲートの下りた脇を通りすぎる祭、ガードマンに軽く敬礼する僕!
「ご苦労さん、この後もしっかりと任務を遂行するように」
なんて心でガードマンを労って(笑)僕たちは峠へと車を走らせた。。


tanzawa20163.jpg

上の写真は、丹沢ホームの堰堤上流の空き地です。
11月にこんな景色をみるのは僕自身初めてです。
24日の関東地方にもたらした豪雪が物語ってました。

さて、話を戻しましょう。

特別ってなんか良い気持ちやね!なんて思いながら車を走らせいると、頂上に近づくにつれ路肩の雪もその量が増してくる。そして頂上から丹沢ホームへの下りルート。日当たりが悪いせいか、所々凍結している。
万が一のために今回は、スタッドレスに履き替えて来ているから、とりあえず安心と思っていたら、新品のスタッドレスでも軽〜〜く4輪ドリフトしてしまう有様。。

そんなこんなで何度か肝を冷やしながら漸く丹沢ホームへ到着。。
新井さんに先導してもらったお陰で4台とも事故なく無事到着いたしました。

いや〜しかし、疲れました。。
事務所で温かいコーヒーをご馳走になりしばし小休止。

そして・・さあ〜いよいよ2日間のジーニアスロッドミーティングin丹沢ホームの開始です。


tanzawa20164.jpg

なんども言いますが、丹沢レクチャー始めて以来の積雪でのレッスンです。
今回は3名とかなり少ない人数でのスタートとなりました。
その分、お客様にとっては、一人当たりの所要時間が長くなるからちょっとお得感はあるんですが・・

午前中の3人は、ジーニアスユーザーの中でも特に熱心な方達で、日頃練習していません!と言いながら素晴らしいループで投げておられました。

と言っても、まだまだ完璧ではありません。
細かな部分の修正を加えながら指導させて頂きました。

そして、ある程度のレベルまで行った人にしか教えない、キャスティングフォームの違いによる目的の多様化等も説明いたしました。


tanzawa20165.jpg

午後から2名追加です。
お二人とも静岡からお越しで、Wさんは常連中の常連さんですが、今回ニューフェイスのMさん登場です!

Mさんは全くの初心者で、どうにかするとロッドの持ち方から教えなければいけないと言っても過言ではない、正にこれから色々な事を吸収して行ってくれる頼もしい新人さんです。。

Mさんには、まずリストの使い方を指導。
リストを開いて、閉じて・・開いて、閉じて・・・と、この練習です。
肘を一定の位置でキープし、そのままリストだけを開いて、閉じて・・を繰り返します。
リストの開閉だけでは、発射するループも、だらし無く広くあまり良い状態ではありませんが、今は全然気にせず続けてもらいます。

フライキャスティングにおいて、リストは非常に重要で、言い換えればリストだけ使えれば釣りになると言っても良いぐらい重要です。初心者は、ロッドを後ろに倒す、すなわちバックキャスト時は、ほぼ100%と言っても良いぐらい、肘を支点に前腕が折れ曲がってしまいます。Mさんもそうでした。

自分ではリストだけを開いているつもりでも、ラインを後ろに投げる、また投げなければいけないという衝動から前腕が大きく後ろへ倒れてしまうのではないかと思うのです。
そこで、ラインを飛ばすことは、一旦忘れて頂き、リストの開閉だけでに集中して頂いた言うわけです。

そしてリストに慣れてくれば、そのリストの動きに合わせて、肘の上下運動です。
そうすると今までのループが、嘘のように上手な人のループに段々と変わっていきました。
初心者Mさんの今回の練習メニューはここまでです。
これをしっかり時間の許す限り練習し、明日の実釣に備えて頂きました。


その後もう1名が参加され日暮れまで私を含め7名で持参しましたジーニアスロッドを存分に振って頂きました。
新作3Pバンブー、SIR-GREENグラファイト、SIR-GREEN SPEYロッドと各々に楽しんで頂いたようです。


tannzawa20161.jpg

26日の初日は寒い1日でしたが、27日は温かい日になりました。
天気予報では雨・・だったようですが、一向に降る気配のない青空です。

昨日の6名に27日参加の1名を加え、7名で実釣レクチャーの開始です。


右に見える黄色い人は、昨晩レアグッズ販売で、ベストとウェーダーを見事ゲットして頂いたMさんです。
早々に実釣で着用して頂いてます。。

でもこの時期ですので、銀杏の葉っぱが沢山のところではWさんが同化してると、参加者から笑いをとってくれて、和やかな会を一層盛り上げて頂きました(笑)


tanzawa20166.jpg

通い慣れた川も今年は少し違って見えた。
例年この時期は渇水で実に見窄らしい雰囲気の川であるが、54年振りの大雪のせいか、水量も多く躍動感あふれる渓相でした。

生き生きとした渓相でのレクチャーは、言うまでも無く何時も以上に気合が入ります。
また、今回は新人さんも参加ということですので、まず基本をしっかりと理解して頂く為、その辺りを説明致しました。
この基本を理解し、技術を得ることで、渓流におけるドライフライフィッシイグがこんなに楽しいものなのかと気付くのです。

今回も最初の説明は、リーダーシステムとドライフライキャストです。
常連さんは耳にタコが出来るくらい聞いていると思いますが、大事なことは何回聞いても良いものです。
次に私が何を言うか、予測出来る様になると大したもの・・そう常連さには何時も言ってるほどやはり基本が大切です。

さて、その内容の一部をご紹介しましょう。
まず、リーダーです。
ポイントへどの様なアプローチをするのか?
その形が決まれば次に、どう投げれば良いのか?
全てリーダーの性能に掛かってきます。

フライフィッシャー誌の付録DVD No40 でハイスピードハイラインを紹介しています。
その中でもリーダーの事について少しだけお話ししていますが、リーダーをコントロールすると言うことは、必ず基本となるリーダーシステムを自分なりに見つけると言うことなんです。
その基本テーパーシステムがあって、使うフライのプロポーションやサイズ、フィールドの規模等でアレンジしていくのです。

その基本テーパーシステムを私はこうです!言った内容を詳しく説明させて頂きました。

そしてそのシステムを用いて、これもまた基本中の基本ですが、ドライフライキャストを説明。
どの様なループをどんな角度で、どんなタイミングでプレゼンテーションするのが理想かと言うことも加えて説明いたしました。

約20分程のレクチャーを経た後、今回は少しだけ個々に指導をさせて頂きました。

本来実釣レクチャーは個人指導しないのですが、人数が少なかったので特別に行いました。
今回参加の人は、ちょっと得したかもね・・!


tanzawa20167.jpg

tanzawa20168.jpg

tanzawa20169.jpg

基本のアプローチとはどう言うものか? また基本のリーダーシステムとはどう言うものか?が理解できれば、各ポイントへのアプローチは、その基本からのバリエーションです。

目の前のポイントの何処をどんな風にフライを流したいか? 目的がハッキリすれば、あとは何処にスタンスを取って、どんな形のループを、どんなスピードで作って、どの様にフライを投げれば良いのかを決めていきます。
この連想ゲームが自分の想い通りになれば、最高に面白いゲームになるのですよね!

tanzawa201610.jpg

tanzawa201611.jpg

tanzawa201612.jpg

連想ゲームが当たれば、ご覧の様に笑顔が自然と凝れてくるものです。

と書きましたが、一番上の八王子のMさん、ちょっと表情が硬いですね!
でも心の中では、めっちゃ喜んでいるとお見受けいたしました。。

そして、今回初参加の初心者Mさんも、基本を忠実に行った結果、お見事!良いニジマスを釣られました。
って・・これ釣られた時僕は傍に居なかったんですよね。
同行のWさん(黄色い人)のアドバイスがあって、してやったり!だったそうです。
でも、何はともあれおめでとうございます。

tanzawa201613.jpg

初日の早朝、ヤビツ峠の通行止めから、一時はどうなるかと思いましたが、今回も無事2日間のジーニアスロッドミーティング&キャスティングスクールin丹沢ホーム(呼び方変えないと舌噛みそう)が終了いたしました。

今回も内容の充実した2日間でなかったかと自負しています。
しかしその一方で深刻な問題も浮上して来ました。
それは参加者の減少です。
前回なんかは、あまりの参加の無さに経費すら出ないことから中止にもなりました。

最近まで春と秋の年2回行っていましたし、それでも沢山の人達に来て頂きました。
会そのものに問題があるのか、時代がそうなのか分かりませんが、年々参加者が少なくなっていることは事実です。
このまま減り続けるのなら、年1回のイベントも難しくなるな〜なんて事も考えるわけです。

実は今回をもって2〜3年に1回の割合で行おうかと考えておりました。
そんな複雑な思いの中、今回もなんとか開催いたしましたが、皆さんの顔を見て、共に学んで、共に美味しいものをたらふく食って、浴びる様に飲んで、マジ話やバカ話と色々していると、やっぱり年1回は集まって、共に刺激し合わないといけないんだな〜ってつくづく感じました。。

この会では僭越ながら私は先生です。
参加してくださる方々に、フライフィッシングを教える先生です。
しかし、今回は色々と参加してくださる人達に学ばせて頂きました。

参加者が激減する昨今、利益を追求するだけならこの会は最初から成り立ってないはず。。
利益は大事ですが、それよりも志同じとする皆さんとこうして過ごせる時間は、お金では買えない実に貴重なものです。
少ない人数とは言え、この会を楽しみにしておられる人がいる限り、続けて行こうと、改めて感じた次第であります。

来て頂きました方々、そして何らかに事情で断念された方、今後も皆様にとりまして良い刺激になる会にして行きたいと思いますので、今後共宜しくお願い致します。




久しぶりの・・・ «  | BLOG TOP |  » 今週末は・・・

プロフィール

GENIUS ROD MAKER

Author:GENIUS ROD MAKER
このブログは、ジーニアスロッドメーカーの正式サイトです。

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ