2017-09

惨敗・・・・

イワナのと調子が良いと、毎日の様に便りが届いた。
ならば、久しぶりに盆休みの行こうか・・・

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8月の鳥取釣行は2012年以来5年振りであった。

通常ならヤマメ域は渇水&高水温で釣りにならない。
しかし、今年は台風5号の影響で、本流ヤマメも狙えることから、期待を膨らませ西へ向かった。



「8月11日」
午前6時過ぎ、何時もの川が見えて来た。
もう随分と見慣れた川であるが、その様は春の様に水が多い。

何時ものところに車を止め、橋から川の様子を伺う。

本流もやはり多いが、滞在期間の3日間で10センチほど引いてくれれば最高のコンディションであった。

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3日間の天気予報は特に悪く無い。
曇りのち雨、雨のち曇り、そして曇り・・
雨もカッパを来た方が良いかな?程度の予報であった。
逆にドピーカンが続くよりよっぽどマシで、上手く行けば2日目以降、1日中ヤマメ圏で釣りが出来るかもしれない。。

しかし、初日はちょっと水が高すぎると言うことで、相棒牧野氏と相談し、水が出れば尺イワナ間違いなし!と言う沢へ向かった。。

私的には、朝早くは本流のヤマメ釣りをして、暑くなってくれば沢へイワナ釣りをと計画をしていたが、今日は終始イワナ釣りになりそうだ。。
だったら、誰かに先を越されないうちに、尺イワナの出る沢へ行った方が賢明であると判断した。。

僕が知るイワナの釣れる沢は、この鳥取県に全部で9河川ある。
勿論釣ったことなある川であって、まだ行ったことのない川もある様だ。
尺イワナはその9河川全てに生息し、条件が伴えば彼らが歓迎してくれる。

初日の川は、その9河川の中でも、大水が出れば尺間違いなし!と言う(牧野氏の虎の巻ではの話)で、過去にも牧野氏が幾度も好条件で尺イワナを釣っている川である。(Scene of memoriesでも紹介)

午前7時頃現地へ到着。
そうそう身支度をし、尺イワナの待つポイントへ入渓。
ロッドは、最近お気に入りの3Pバンブー HUNTER7' 2" #4に3X12Fのリーダーをセットし、その先に#8のジャシッドを結んでスタートです。。

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1つ、2つ、良いポイントを慎重に狙うが反応がない。

牧野氏の記憶には何時もビックリさせられる。
後ろから、そのポイントは何年前に新藤さんが何センチのイワナを釣ったところだ!とか、この場所で、こんな話をしてたとか・・兎に角その記憶の良さに驚かされる。
今回も、私の背後から、あのポイントは去年33センチが出たところだね!と耳元で囁く。。

いかにも・・と言うポイントからはどうなってんだと言うくらい反応はない。
ならば、2流3流ポイントはどうだろう?
フライのサイズを変えたり、パターン変えたりしたが、1匹の魚も反応しない。

この時期に水位が増えているのは良いことである。
しかし、その増え方が問題ではないのかと考え始めた。
と言うのは、河原に着いた増水後は、今私が立っている水面から優に2メートルは超えていた。
「ここまで水が出たんだね」と二人で驚いたぐらいである。
勿論、天然魚と言うのは非常に逞しく、土石流が出たとしてもちゃんと残っている。
私の住む奈良県の川も、数年に1度土石流の様に氾濫する。
しかし、その翌年釣りに行ってもちゃんと釣れるのです。
ただ、そこまで氾濫したら、大きいのが残らない。
つまり、大物は流され、10センチそこそこの魚が、何とか難を逃れると行った具合ではないかと思うのです。
難を逃れた魚たちが、いずれ大きくなるまで災害が来なければ尺に育つと言う、サイクルなんでしょう。。
特に傾斜のきつい川はその傾向が顕著ではないかと、勝手ながら思っています。
これは川そのものの規模が大きければまた別なんでしょうが、小さい川は・・・

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結論は言うまでもありません。。
尺イワナどころか、6〜7寸イワナも釣れません。。

小さい魚も流されてしまったとは考えにくい。
まだ、避難信号発令中なのだろうか?
全く訳がわからん。。
何とか午前中、林道を上がり最上流部へも釣ってみたものの何もなかった。。」

牧野氏の予想は見事に外れたが、天気予報はズバリ当たった。
午後から雨とあったが、ちょうど11時過ぎ、ポツリポツリと降ってきた。
そして12時頃にはカッパを着ないと・・と言うくらいの雨。
ちょうど良い、午前中の釣りはここまでとし、東屋で昼食をとることにした。

昼食はカップラーメンとおにぎり。
お湯を沸かし、カップラーメンを啜りながらおにぎりを食う。

実は今回もう一つ目的があった。
それは、イワナ釣りフィールドの奥地で、釣ったイワナを焼いて食べ様と言うことである。
その目的があったため、携帯性の良いBQQセットやガスコンロ等を積んで来た。
しかし、その目的も雨で出来ないし、何より焼く魚が釣れない。。
だから、初日はラーメンとおにぎりだけ・・であった。


午後から川を変えることにした。
どの川もそれなりに水が多いと思うが、出来るだけ傾斜の緩い川を目指した。

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午後3時半ごろポイントに到着。
目的のポイントに1台の車が停まっていた。。
今までこの川で、私達以外の釣り人に出会うなんて初めてである。
そう言えば、ここに来る前にもう1つ川を見に行った時も、最上部に明らかに釣りであろうワゴン車が停まっていた。

やっぱり夏はイワナ釣りって言うのは皆一緒なんですね!
しかも、水が出てると言うことで、チャンスとばかり来るんでしょう。
勿論、私もその一人に違いないんだけれども・・

目的のコースは先行者のため断念し、そこから数百メートル下流から入渓することにした。
雨も降ったり止んだりで、相変わらず鬱陶しい。

この川は私にとって、異常に相性の良い川で、特別大物が釣れた訳ではないが、8寸前後のイワナが教科書通り出て来る非常に健全な川である。ベビーシャンテの紹介でYouTubeで動画を配信している川がそこである。

入渓して早々、7寸強のイワナが#8ジャシッドを咥えた。
朝7時から釣りをしていて、午後4時前に今日初めてのイワナと記念撮影。

その後、それなりにイワナが釣れてくれた。
しかし、好条件の割に釣れる数が少なすぎる。
この川も、増水後は半端ないぐらい高い所に付いていた。。
が、朝の川に比べて渓相から判断しても魚が残るのであろうが、時期が時期だけに基本的な魚の数は少なくなっているのかも知れません。

午後6時になろうかと言う時、足元の砂地に生々しい足跡を発見。
間違いなく、今日の足跡。 いや、どうかすれば数時間前の足跡みたいに感じた。
案の定、その足跡から上流は、極端に魚の出が悪くなった。

時間も時間だけに今日はここで終了です。
結局、午後から7寸前後のイワナを6匹ほど釣れただけであった。

夜は何時もの焼き鳥屋で、とりあえずの乾杯!
午後9時頃、その焼き鳥屋を出た時は、雨が激しく、その雨は明け方まで止まなかった。


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「8月12日」
天気予報では、午前9時頃から晴れ。それまでは小雨であった。
国土交通省の川の水位と降水量をチェックしながら、本日の釣り場を決めることに。

昨日の夕方、それなりに釣れたところは、更に水位が増え、もう釣りどころでは無かった。
当然、計画していた早朝の本流ヤマメは夢のまた夢である。

こうなると、もうお手上げ状態。
一つだけ手があるとすれば、普段殆ど水のない川、つまり通称「枯れ沢」はどうだろうか?と言うことになった。
まあ〜もう半分以上が諦めモードだったから取り敢えず行って見ることにした。

到着し、川の様子を見れば「枯れ沢」が普通の沢に変身していた。
些か水位が高いが、釣りにならない程では無いと言うことで、取り敢えずやって見ることに。
と言うより、もう選択肢は無かった。

天気予報によれば、晴れ間が覗くのは本日だけで、明日もまた曇りから雨。
ならば、もう一つの目的だったイワナを食おう!は今日しかない。
取り敢えず、釣れたならたべる分だけ(2人で4匹もあれば十分)キープすることにした。

普段河原であろうと思うところは良い流れを形成している。
出来るだけ際の流れの緩いところを重点的にフライを流す。
今までもそうであったが、こう増水していると、ポイントがはっきりして釣り易い。
後は、やる気のあるイワナがどれだけ居るかと言うこと。。

入渓して間も無く、そこそこのサイズが釣れた。
有り難く自然の恵みを頂くため、キープさせて頂きました。。

その後、交代でテンポ良く釣って行くが、釣果はパッとしない。。
この調子では1匹を2人で分けて食べる事になるではないか。
せめてもう1匹、欲を言えば1人2匹ぐらいは食べたい。

やっとの思いで3匹はキープできた。。
欲を言えばもう1匹欲しいところですが、今回は3匹を2人で仲良く頂くこととした。。

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本来なら、リュックに用具を詰め込み、釣り上って行く途中の昼食でイワナを焼いて!なんて考えていた。
その事は、事前に牧野氏と話し合って、「良い川がある」と言うことから是非やってみたかった。
しかし、この増水では遡行が危険と言う事で断念せざるを得なかった。

いつの日からだろうか、釣りばかりでそんな楽しみをしなくなったのは・・

渓流へ一人で行けるようになってからの暫くは、休みになると友人達数人でキャンプをし、釣った魚を焼いて食べたし、キャンプでの定番メニューであるカレーなんかも作って食った。
特に夏はそれが楽しかったし少々作るのをヘマしても、その雰囲気が不味い料理も一流ホテル並みに美味く感じたものだ。
薪を割り、その火を囲んで酒を飲みながら、夜通し話をしていた。。

それから数年、行き慣れた川もフライマンが増え、その数は年々増してきた。
それまではと言うと、良いポイントからは必ず、良形アマゴがお粗末なワイルドキャナリーに飛びついた。
友人と2人で交代で釣るのだが、1匹釣れたら交代で、前に進めない事もしばしばあった。。
だから、夕食にアマゴ焼こう!と言うと、夕方の小一時間、釣るだけで十分人数分は確保できた。

しかし、そのパラダイスもフライマンの急増と共に消えてしまった事は間違いない。
何も考えずにただ、ストレートラインを上流に投げて運良くドラッグが掛らないポイントだけで、十分楽しめた。
だから、釣り方の勉強なんてする必要がなかった。
だが、それからと言うもの、ナンチャッテフライマンでは通用しなくなってきた。。

スレたアマゴをどう釣るのか?人の後をどう釣るか? 
それを考えないと、釣れない時代がやってきたのです。。
良く考えると、その頃からかな! キャンプをやらなくなったのは。。。
それより、上手く釣りたいと言う気持ちの方が勝ったのでしょう。
キャンンプを楽しんでいた友人達数人は、残念んがら「そんな面倒臭い釣りはやりたくない」とフライを辞めてしまって、現在は誰一人残っていません。。

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実に20年近く難しい状況での釣りを切磋琢磨してきました。
しかし、バンブーロッドビルダーになって、池田浩悦氏に出会った事で、私にフライフィッシング感が大きく変ったし、秋田のフィールドは、30数年前の地元の状況と似ていたのです。
そう!とても健全なフィールドでした。
難しいのは、投げる事であって、上手く投げることができれば、ご機嫌なヤマメやイワナが大きなフライに躊躇なく飛び出してくれます。
糸を細くしないと出ないとか、極めて小型のフライを使わないと出ないとか・・
そんな、面倒な釣りをしなくても、キャスティングさえしっかり学べば、釣ることができるフィールド。
鳥取のフィールドも正に秋田の様な健全なフィールドであったため、20年来通っています。

とは言うものの、ただ30年前の様にただストレートラインを投げただけで釣れる様な環境は、もうどこにもありません。やはりそなりに、キャスティングアプローチを考え、学ばなければ釣れません。
まだまだ、十分んな域には達していませんが、その必死に勉強した頃のことを思えば、少しは上達していると自負しております。勿論、もうガツガツ釣りたいと言う気持ちも昔ほどではありません。。

そんな心の余裕?からか、今一度昔の楽しかった時の様な、釣った魚を食って味わいたいって気持ちになったのかも知れません。

キャッチアンドリリースの有効性は言わずと知れた事。
しかし、この歳になって気の置けない仲間と自然の恵みを頂く事もまた楽しみの一つだと感じました。


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この件は賛否両論、色々とご批判もある方もおられるかも知れません。
でもね、天然魚をじっくり炭火で焼いて食べると、美味いんですよこれがまた。。
車での日帰り釣行は、どうしてもアルコールは飲めないですので、そこはノンアルコールで我慢ですが、でもこんがり焼いたイワナを肴にノンアルコールもまた格別でした。。

年に1〜2回程度、夏の源流釣りの楽しみの一つに、こんなことをしながら遡行するって言うのも乙なんじゃないかなって思ってます。

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自然の恵みを美味しく頂きた後半、それまで降り続いた雨の影響で、パッとしない釣果であった。
夏の雨、カッパを着ての釣行は実に暑いの一言である。
その上、この時期特有のアブが私達の体温に寄ってくる。 それも大量に・・・

私が一つのポイントを狙っている時のこと。
後頭部にチクリと何者かに刺された。しかも激痛だ!
一瞬 蜂にやられたかと思って、ちょっとパニックになったが、よく考えると蜂の場合は攻撃して刺すもので、攻撃される要素はどこにもない。つまり、こちらから何かしない限り蜂は攻撃してこない。。
では、この強烈な痛みは何だ?
刺された時、蜂だと思い込んでいたため、顔を隠す様にしゃがみ込んでしまったから、その正体を見ていない。
だから、得体の知れない物に刺されたとしか言い様が無かった。
でも冷静に考えれば、その正体はアブであることは間違いない。
蜂は、何かしない限り攻撃しないが、アブはじっとしている私達を容赦無く刺しまくるからだ・・

これでもかと虫除けスプレーで予防していたのだが、後頭部までは・・・
奴は、そのスプレーの掛かっていないところを狙いやがった・・と言うことだ。

その痛さは、時間の経過とともにどんどん酷くなってくるではないか。
それに釣れないときたらもう、テンションダダ下りであった。。

明日の最終日に賭けると言っても。この雨はまたもや増水の手助けをしそうだし、是非したかった本流は全然釣りにならないほど水位は高かった。
となると、今日釣ったコースをもう一度釣るしかない。。

そう考えた時、もう1日残る気はとっくに失せてしまっていた。
頭のこともあるし、帰った方が賢いと判断し、私の鳥取の夏にピリオドを打った。


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「8月13日」
午前3時ごろ帰宅し、後片付けを終えて床についた。
9時過ぎに起床し、スマホを見たら、牧野さんからLINEが入っていた。
頭は大丈夫か?と言った内容であった。

既読後すぐに電話したが、繋がらない。
さては・・・初日に絶対尺イワナ確実の川へリベンジに行ってるのだと直感した。

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暫く立って牧野氏から電話が入った。。

もしもしを聞く前に「あの川にリベンジか!」の私に対して、『違う昨日の川の上流部』と彼。
そしてその後が実に憎たらしい『あんね新藤さん! 昨日が嘘のように出る出る』・・だって。。
『あとで写真送るわ!』・・と送ってきたのが上の2枚。

もうこの様な報告には慣れっこである。。
もう〜〜暫くは鳥取へ行かん💢
奴が良いから来いって行った時に限って、良かった試しがない。。
これももう慣れっこなのだが、なんか浮き足立って行ってしまう自分がいる。。

今回もまた分かってはいるけど何だか後味の悪〜〜い釣行レポートになってしまいました。。。。







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