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2020-05

「3年目の真実」

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2006年7月にマスターパパ“ハンサムボーイ”の開発のため初めて秋田を訪れ、達人「池田浩悦」氏に出会った。
早いもので今年で3年目である。
初年度はロッドの開発を優先するため、私自身の釣りはそこそこに、テストの殆どを池田さんにお願いした。2年目は初日に足を痛め、残り2日間をやむなく断念し、秋田を後にした。

そして今年9月・・・
今年も池田氏に会うため秋田に飛んだのです。
今回は東京在住の下條氏の強い希望もあり、同行となった。
毎年の事であるが、秋田では池田さんが迎えに来てくださっており、1年振りの再会と下條氏と言う新しい仲間が加わった事を祝し硬い握手から3日間の釣行のスタートであった。
9月9日午前10時過ぎ、秋田空港から約1時間少々のフィールドへ向った。
フィールドまでの車中では、この3年間の思い出話や近況報告等、話は尽きなかった。
現地では、鈴木さんが我々を待って頂いていた。
鈴木さんも池田さんのお弟子さんで、フライ暦は短いもののその志は、誰にも負けない名フライマンである。今回は、お仕事の関係上、僅かな時間しかご一緒出来ませんでしたが、鈴木さんともまた再会を祝し握手を交わした後、早々に支度をし入渓。

先の2年間と違い、今年はプライベートのシェアが大半である。
目的は、池田流ドライフライフィッシングの極意を少しでも習得できるかがポイントであり、そのため自分の釣り方の全てを見て頂き、改善箇所やちょっとした流し方のコツを伝授してもらうことが最大のテーマであった。
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ドライフライをキャストし、必要ならばメンディング・・・

全く同じところを釣っていても、明らかに池田さんの方がナチュラルドリフトの距離は勿論、流れ方も微妙に違う。
このことは2年前から分かっていたものの、実際どの様にするのか? 
見ているだけでは、分からないことを、どうしても学びたかった。。

2日目には青森から、タリズマンロッドの鳴海氏が、本業を休んで駆けつけてくれたのであった。
鳴海氏も鈴木さん同様、池田さんのお弟子さんであるが、彼の場合はもう達人とも言える腕前である。ご存知の方も多いのではないかと思いますが、彼のブログからその腕の凄さが伺える。今回も私は、師匠と弟子の師弟お二人から色々と学ばせて頂けるのだから、全く幸せ者である。

数多いるフライマンと大きく違うのは、ポイントへの距離とそこからの完璧なループコントロールとアプローチにあると言っても過言ではないだろう。

彼らはポイントに対し、確実にリーダーの先端までコントロールして投げています。
ドライフライフィッシングの場合、狙ったポイントにフライをプレゼンテーションした時点でナチュラルに流れるか否かが決まってしまうものだから、そのコントロールは大変重要になってきます。
単純に言えば、ナチュラルドリフトをする落とし方をしている訳である。
決して、何気なくアプローチして後からメンディング等でそのラインを修正しているわけではなく的確にアプローチし、必要に応じてメンディングを加えるからこそ完璧な流し方が出来るのである。

1つ付け加えるのを忘れていた・・・

彼らは馬鹿ほど長いリーダーを使っているわけでは決してありません。
キャスティングテクニックによりリーダー先端まで見事にコントロールして投げている訳ですので、せいぜい12フィートに少し長い程度である。

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3年前にこの釣りを目の当たりにした時、私は全身に衝撃と言う電気が走ったことを今でも覚えている。この釣りを見た瞬間、まるで魔法に掛けられたように引き込まれていく。

兎に角“格好いい”・・・

そんな単純な言葉で済まされるほど、浅墓なものではないが、でも“格好いい”
私はこの釣り方を3年間自分なりに追いかけてきた。お蔭で池田さんや鳴海さんに迷惑を掛けない程度に秋田の川を釣れる様になった。
勿論、彼らの足元にも及ばないのだが・・・


近年、フライフィッシングは実に簡素化され、この釣りの奥の深さが何時の日からか、置き去りにされて来たように思ってしょうがない。
3年前この釣りを見た時から、絶対にこの釣り方は絶やしてはいけないと感じました。
なぜならば、これが『フライフィッシング』だからです。

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25メートルもの鮮やかなラインをリールに巻いておきながら、釣っているのは常に足元のポイント・・・ 草木が張り出した難しいポイントは直ぐにスルーしてしまい、キャスティングに邪魔になると、枝を折る。
頑固にも1つの投げ方しか出来ないことから、狙ったポイントにキャストできないからと川にジャブジャブ入ってしまう・・

少なくとも彼らは絶対にしない。。
餌釣りの方より離れて釣っている場合も多い。。
その離れたところから、美しいの一言に尽きてしまうナローなループでポイントに飛んでいく。

正にこれがフライフィッシングだと感じる瞬間である。

この釣りを見た者は、瞬時に魔法に掛けられるであろう。
3年前の私の様に・・・

同行した下條氏もいまだ魔法が解けず、日々腕を磨いているようである。

あ!うそう・・
秋田での肝心な釣果はというと、勿論結構釣れましたよ!
しかし、釣果より得たものが沢山ありました。
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