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2020-01

LEE WULFF LINE

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先日ROYAL WULFF FLY LINE(通称リーウルフライン)を振らせて頂く機会に恵まれました。
リーウルフラインと言えば、何と言っても「トライアングルテーパー」が有名ですよね!
その歴史も古いだけあって、その名を知らないフライマンは居ないのでは無いでしょうか。


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そんな歴史のあるフライラインにも関わらず、その独特な形状から僕には無関係と思って来たからだろうか、使う機会の恵まれ無かった。しかし数か月前、ある知人から「リーウルフライン良いですよ!」と言う話があった。

25年ぐらい前、まだ私がプロショップを経営していた頃の話です。
オフシーズンは、お客様数人と中津川にある「ひょうたん湖」と言う止水の管理釣り場へよく行っていました。
メンバーの一人が6番だったと記憶していますが、トライアングルテーパーを使っていて、振らせてもらった時の衝撃をいまでも覚えています。恐ろしいほどの勢いで足元に溜めたランニングランをいとも簡単に全部引っ張り出したのを・・・ その時は「なんだこのライン!!!!」とばかりキャスティング自慢達が入れ替わり立ち替わり振っていた思い出が色濃く残っているだけで、それ以来そのラインと関わる事は無かったのです。

しかし、使っている方の話では、よく飛ぶだけでは無く渓流のドライフライにも非常に良いとの話。
それ以来気にはなっていたものの、わざわざ代理店に電話を掛ける事はありませんでした。

11月17日
ビギマム祭最終日の昼過ぎ、LLEフロータントをくださいと、声を掛けて頂いたのは、リーウルフラインの代理店『ONE EYED Flyfish』の目片氏であった。
彼とは随分古い付き合いであったが、久しぶりに色んな話が出来た。当然ラインの話になっていくのも自然の摂理というものである。興味があるので一度振らせて頂きたいと依頼すると、目片氏は快く引き受けてくれた。

12月5日
目片氏はわざわざ滋賀県から奈良の私の所まで主要ライン数本を持って来てくれた。
一緒に振って感想を直に聞きたいと言う事だったらしい。

今回はドライフライフィッシングで使うためのラインを検証する事にしました。
と言うのも、今まではサワダAR2を弊社バンブーやグラファイトを使って頂いてる方達に進めていました。それは、僕達が推奨するドライフライフィッシングにおいて、サワダAR2が最も優れていたからです。
しかし、現在はもう欲しくても手に入りませんので、それに変わるラインをずっと探していました。
過去にも”これ良いんじゃね!” と思うラインを試してはみたものの、ダメでした。
そんな事から、今回の話は非常に興味のある事で、それを試投出来るということも非常に有り難かった。

今回振らせて頂いた主要モデルを私なりの感想を綴って見ます。
あくまでも私的感想ですので、ご了承ください。
またジーニアスユーザーの皆さんは、参考にして頂ければと思います。

【TTF】トライアングルテーパー
何と言ってもリーウルフラインの代名詞、トライアングルテーパーから投げてみないと始まりません。
数あるラインナップは全てこのトライアングルテーパーが基本になっていると言うことだから、やはりこれからスタートいたしました。
ロッドは、弊社バンブー『Power-Bow HUNTER』7' 2" #4 3Pです。
それにTTF #4(トライアングルテーパー4番)を乗せてみました。

トライアングルテーパーとは文字通り三角形状のラインで、ベリーの一番太いところから先端の細いとこまでテーパーのみで構成されているラインです。つまりベリーが無いラインと言っても良いでしょう。
カタログ上のテーパー図だけで、拒絶されがちと思いますが、実際に振ってみると中々でした。。。
ターンはスムーズで水面へのインパクトも小さい事が良くわかりました。
ただ、12時方向で振るオーバーヘッドキャストでは、2点ほど気になる所がありました。
1点目は、ループの幅をコントロールし難かった事です。
HS/HL推奨派の私ですが、実戦では出来るだけスロースピードラインで釣る事を心がげています。
その理由は、リーダーやティペットをコントロールしたい時、どうしてもラインスピードが引き金になってくるからです。
極力ラインのスピードを殺して目的のポイントへ上手に投げるには、ループの幅を狭くしたいのですが、それに限界がありました。

2点目は、フォルスキャスト時、フォワードキャスト終了からバックキャストに入るラインの軌道がどうしても低くなってしまう事です。良くフォワードキャストを待ち過ぎて、バックへ向かうラインが自分の目の前へ飛んで来る・・と言う経験をされた方がおられると思います。極端に酷いわけでは無いのですが、若干それに似た現象がありました。
多分、1点目も2点目もトライアングルテーパーと言う独特な形状から来る症状では無いかと思うのです。


【TTF +】トライアングルテーパープラス
このラインは、先のTTF(トライアングルテーパー)の番手を0.5番重くしたモデルでした。
先端のテーパーはTTFに比べて少し短いのか、ターン性能はTTFに比べて強い感じがしました。
TTFの先端をカットしてやると、これに似たターンの能力は得られると思いますが、0,5番重たい事でロッドに乗る感触が良く伝わって気持ちいラインでした。

【JWS】ジョアンウルフシグネチャー
このラインもやはりTTFが基本設計ですが、ターン性能がTTFより強く、全体的にロッドに乗った感覚が良く伝わって来るラインでした。これはあくまでも私の見解ですが、非力な女性でもそれなりに遠投が効き、小さな力でもターンを助長する効果を図ったラインではないかと感じました。

【TTF】【TTF +】【JWS】共に正直私達が推奨するドライフライフィッシングにはちょっと向かないのかな?と思いました。しかし、瞬時に遠くを狙いたいとか、常にロッドは傾けて振っている方、風の中でもターン性能にたけたライン達は、釣り方の違いによっては、非常に使い易く全体的に良く出来たラインだと思います。
ベリーが短い事もあり、遠投時にもバックスペースがあまり要らないことや、その形状からスペイキャスティングも出来てしまう万能ラインではないかと感じました。
特にTTFはその歴史も古く、当時からデザインを全く変えていないと言う事、今だに売れ続けているという事は、世界中のアングラーに認められていると言う事でしょう。
なので、このラインにケチを付ける私が変人という事になりますので、悪しからず。。


【BAMBOO SP】バンブースペシャル
このラインはTTFとは違い、ベリーにストレートテーパーを採用したもので、言い換えれば3M社やRIO社と言った大手ラインメーカーが採用しているWFラインと同形状のラインです。
ただ、ベリー部を長く作っているため、ラインを出して行くと、当然その重量が増す事となります。
このラインを『Power-Bow HUNTER』7' 2" #4 3Pに乗せた瞬間、今までと違うフィーリングが生まれました。
TTFで問題点としてあげた2点も全く起こりませんし、ターンも実にスムーズで気持ちいい。
オーバーヘッド、クォーター、バックハンドとそれぞれのキャスティングフォームでのロングレンジや、シューティングプレゼンテーション時も、最後までループをしっかりと引っ張って行ってくれ、その先で”ふわっ”とターンする様子は、サワダAR2に良く似ていました。
決してターンはきつ過ぎない、でも弱くない。。絶妙のリズムがそこにありました。


【LBWF】ロングベリー
バンブースペシャルの元になったモデルだけにその性格は非常に似ています。
ただ、バンブースペシャルはコーティングが違うのか、原料が違うのか分かりませんが、非常にしなやかに対して、このロングベリーは、ちょっと”ゴワゴワ”した感じでしたが、良く考えるとバンブースペシャルが質感良過ぎなので、それに比べてロングベリーは普通のラインって感じです。あ!ライン表面の質感の話ですよ。
さて、性能はと言うと、バンブースペシャルと同じ番手でも、ロッドに乗っている感触は、ロングベリーの方が気持ち重たい感じでした。
ターンや、ベリーの張り方等の実際にフィールドでドライフライをする想定でも、バンブースペシャル同様とてもいい感じのラインでした。



【BAMBOO SP】【LBWF】共に気に入りました。
取り分けジーニアスバンブー特に今売り出し中の3ピースには、バンブースペシャルが良くマッチすると思います。
また、既存の Power-BowやMaster-PaPaにロングベリーもおすすめです。
そして、SIR-GREENグラファイトは、間違いなくロングベリーがおすすめです。


と・・・グラウンドでのリーウルフラインのインプレッションは以上です。
次回は、このラインを実戦で使ってどのような結果が出るか?
その報告は、いずれまたこのブログでさせて頂きます。

フィールドでの結果次第では、今後ジーニアスロッドの指定ラインとして取り扱って行く方向で進めて行こうと思っておりますが、さて、実戦結果は如何なることか。。。

リーウルフライン情報は→https://oneeyedflyfish.jimdo.com


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